里山も冬の寒さが厳しくなってきた12月でしたが、この二日間は風もなく穏やかで、よい作業日和となりました。
一日目は澤の横壁から落ちてくる土を止めるための石積みをじっくり教えていただきました。石積みの歴史、石の見方、置き方などを考えて、実際に石を自分で選んで並べて、坂田さんのチェックを受けます。
久しぶりの試験にちょっとドキドキの皆さん。
その後、実際の澤で坂田さんの指導を受けながら石頭(せっとう)を使ってゆっくりじっくり石積みしていきます。🪨
昔の人が自然との共生の中で当たり前にやっていた石積みなどの作業をやめてしまって、手軽で便利な物を使い始めたから、本来の泥を止めたり水の流れを生かす事ができなくなってしまっているという悲しい現実。
坂田さんのお話を聞くたびに、昔のやり方を地道にやり直していく事が、これからの生態系を守るための近道なのだということを実感します。
お昼は田中さんの奥様が美味しい豚汁を作ってくれて、皆さんの心と身体を温めてくれました。ありがとうございます❣️
二日目は、高校生、中学生も参加してくれてとても賑やかな一日になりました。
昨日の石積みの続きと、初めての方には坂田さんがまた改めて石の説明をしてくださいます。昔からの手法を皆さんに伝える坂田さんの熱意。何回でも根気よく丁寧に教えてくれる坂田さんには尊敬しかありません。
この日のお昼は、田中さんの奥様が「すいとん」を作ってくれました♪
皆さん大喜びで、男子学生の3人は初「すいとん」らしく、嬉しそうにおかわりしていました。写真はあっという間に少なくなってしまった「すいとん」鍋です😅
午後からは、何十年もほったらかしにされた里山をどうやって生物多様性の山に再生したらいいのか、坂田さんに見立てをしてもらいました。
山に入って、陽の当たり方、風の流れ、木や土の様子などを感じながら、伐採した方がよい木を選んでいただきます。
自然ではあり得ない杉林になってしまった暗い森が、間伐をすることで明るくなり鳥や動物たちが来てくれるように手入れをしていきたいですね。
次回、坂田さんが来てくださるのは春以降。それまでに、フワッと結成された坂田ファンクラブ会長の田中さんと会員の皆さんで伐採や笹切りを進めて坂田さんをお迎えしましょう。
坂田さんと初対面の方が多い日でしたが、皆さん坂田さんの人間力に魅せられていました。
高校生や中学生も「ぜひ学校でお話をしてください!」と言っていたので、「我々も協力するから、がんばって先生を説得してね😊」とお願いしました。若者の参加は活気と希望をもたらしてくれますね。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️















































