【マダガスカル緊急支援】アロチャマングル県で新型コロナ対策啓発と感染予防物資の配布を実施

中央高原に位置するアロチャマングル県にて、マスクなど新型コロナ対策要員の配布を6月8日と9日に行いました。マダガスカル随一のコメどころのアロチャマングル県。コメの収穫に関係する人々の移動によって、当地と首都など大都市の間で感染拡大や感染の再拡大が起きないか懸念されていました。

各地に住む地域リーダーたちは、用品の配布前にマスク着用や頻繁な手洗いの重要性についての啓発をおこなったり、ロゴに示した「誰もが責任を負って、社会の良いお手本になろう」というスローガンを説明しました。現地住民の方々は、各自が行う感染予防の大切さを認識し、社会のお手本となる決意を示しました。


また、今回の寄付は、日本の皆さんのマダガスカルに対する気持ちが、ひとつの形になったものであることも説明しました。現地の方々から、今回の日本の皆さんの行動に対して心からの感謝の言葉が述べられました。

 

啓発と配布は、学校、役所、教会、市場など人の往来が盛んな場所で行いました。各地で配布した感染予防用品は以下の通りです。

 

地名 マスク 石鹸

手洗い用
ポリタンク

アンディラナトビー 650枚 300個 10個
ムララノクロム 700枚 300個 10個
アンドレバケリ 200枚 180個 6個
アンパシケリ 250枚 180個 6個
 ムララノイバカカ  200個 ーー ーー

アロチャマングル県での活動の様子は、現地メディアにも取り上げられました。

感染拡大状況

マダガスカル政府が発表した累計感染者は6月24日時点で1,787人。4月29日時点の128人から2カ月で約14倍に急増しました。大半は、首都アンタナナリボとトアマシナの2大都市でのケースですが、アロチャマングル県のムラマンガなど2大都市から少し離れた地方都市でも感染者数が増えてきています。

 

ぜひこのレポートの上部にあるGoogle Mapでそれぞれの都市の位置関係をご覧ください。我々が活動を行なっている主な地域、特にアロチャマングル、サカイ、ブングラバなどは、首都アンタナナリボと大きな国道で繋がっていて、本来は人の往来が非常に盛んなので、いかに感染拡大のリスクに直面しているかを理解していただけると思います。

 

 

レポート / Ferana Raharinjatovo 文 / 白石拓也

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