
肉眼でもレーダーでも把握できない乱気流を晴天乱気流と呼ぶ。
大きく異なる速度で移動する空気の塊が衝突した時に生じることが多く、ジェット気流や山脈付近で生じることが多い。
この晴天乱気流の発生を予測することは難しい。そのため、飛行機内の事故につながることも多い。
こうした気象に関係する飛行機事故の24%がこの晴天乱気流によるものと言われ、乗客や客室乗務員が体を投げ出されて負傷するなどの事故につながる。
先頃、地球温暖化のおかげで晴天乱気流の発生頻度が高まるという研究が発表された。北アメリカとヨーロッパをつなぐ北大西洋航路で激しい揺れをともなう晴天乱気流の発生頻度は約3倍に増えるという。その結果、シートベルト着用の時間が2倍~3倍に増え、飛行機内でのストレスは増していく。
その他の地域について見てみると、北アメリカと北太平洋で約2倍、ヨーロッパで2.5倍の頻度になる。人口が多く飛行機をよく活用する地域に変化が大きくなることから、乗客や客室乗務員の事故が増えることも懸念される。
これからつくる飛行機に関しては、晴天乱気流の検出精度を上げ、事故を起こさない対応が求められる。すべての分野で気候変動への適応が待ったなしだ。
<参照リンク>
Climate change could nearly triple airplane turbulence in the next decades, study
says
Global Response of Clear-Air Turbulence
to Climate Change
晴天乱気流(ウィキペディア)
翻訳・文 / 有限会社ライツフォーグリーン
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