2025年は、世界中で化石燃料による二酸化炭素(CO2)の排出が続き、地球温暖化の影響が、これまで以上に私たちの生活、経済、そして生態系を強く揺さぶった一年であった。この一年を振り返り、人間が引き起こした気候変動が、いかにして異常気象を悪化させ、私たちの暮らしを脅かしたのか、知っておくべき五つの現実を優しい言葉で解説する。
12月5日に行われた「カーボンニュートラルACTION」第3回目のラジオ収録に立ち会ってきました。
今回は、2組の企業様にゲストとしてお越しいただきました。
1組目は鈴木電機株式会社 代表取締役 社長の鈴木大介様、2組目は株式会社クリーンエナジー・ソリューションズ 代表取締役の大塚潤様です。
私たちの地球は今、気候変動とプラスチック汚染という、二つの大きな危機に直面している。この二つの問題は、別々に存在しているのではなく、互いに影響し合い、その被害を何倍にも深刻化させているという、衝撃的な研究結果が発表された。インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者たちが、温暖化する気候が、プラスチックをより危険な物質に変えてしまうメカニズムを明らかにし、これ以上の取り返しのつかない被害を防ぐために、緊急の行動を呼びかけている。
宇都宮大学とFM栃木、そしてエコロジーオンラインが協働したラジオ「カーボンニュートラルACTION」の2回目が昨夜放送されました。
今回もわかりやすくてタメになるお話でした。
ポッドキャストも対応していますので、全国の皆さんはそちらからどうぞ!
私たちの食卓に欠かせないコーヒー豆。そのコーヒーを育てる農家の人々は、毎年安定して豆を収穫することの難しさに直面している。特に、気候変動が進む中で、農業には予期せぬ変化にも耐え、安定した生産を続ける力、すなわち「レジリエンス(立ち直る力)」を高めることが求められている。アメリカのノースイースタン大学の研究者たちは、この課題に取り組むため、コーヒー農家が直面する「収穫量の波」に注目し、持続可能な農業のあり方についての非常に大切な教訓を発見した。
地球の未来を左右する気候変動問題において、森林はかけがえのない存在である。国際自然保護連合(IUCN)がCOP30に向けて作成した資料は、この森林の持つ二重の役割と、それを効果的に活用するための「モデルフォレスト(Model Forest)」というアプローチの重要性を強調している。
森林は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を吸収する最大の味方である。毎年、化石燃料の燃焼によって排出されるCO2の約3分の1にあたるおよそ26億トンを吸収し、気候を安定させる役割を果たしている。科学者たちは、森林の消失を止め、荒廃した土地を再生することで、パリ協定の目標達成に必要な排出削減量の3分の1以上を賄うことができると試算している。
21日 11月 2025
エコロジーオンライン上岡理事長が失語症のDJデビュー!
今回はエコニュースとエコソングの担当です。果たして最後まで原稿を読む事はできるのか?
23日のオンエアをお楽しみに!
世界的な気候変動対策の現状は、依然として厳しい見通しだといえる。化石燃料による世界の二酸化炭素(CO2)排出量は、2025年も過去最高を記録する見込みであり、その増加ペースは、地球温暖化を産業革命前と比べて1.5度未満に抑えるというパリ協定の目標達成を極めて困難にしている。現在の排出速度が続けば、この1.5度目標を達成するために残された「カーボン・バジェット(排出許容枠)」は、わずか4年程度で尽きてしまうという計算だ。
ブラジルのベレンで開催されたCOP30(国連気候変動枠組条約第30回締約国会議)において、洪水、熱波、干ばつといった自然災害によって住まいを追われた人々の声が強く訴えかけられました。
地球温暖化は、北極圏の海洋生態系に対し、これまで見過ごされがちであった一つの劇的な変化をもたらしつつある。それは、海中に差し込む光の量の変化である。北極の温暖化が他の地域よりも遥かに速いペースで進む中、厚い海氷という「蓋」が失われることで、何千年もの間暗闇に閉ざされていた海域に、今、大量の太陽光が降り注ぎ始めたのだ。