カテゴリ:マイクロプラスチック


プラスティック · 08日 11月 2025
まるでナウシカ?プラスチックを「食べる」バクテリアの存在は小さな生命が起こした奇跡か!
世界中で問題となっている海洋プラスチック汚染は、年々深刻さを増している状況だ。しかし、この人間が引き起こした危機的な状況に対し、海の小さな生き物たちが、ひそかに**「適応」という形で戦い始めているという、驚くべき発見があった。サウジアラビアのキング・アブドゥラ科学技術大学(KAUST)を中心とした研究チームは、大規模な世界調査を通じて、ペットボトルや服に使われるPETプラスチックを栄養源として分解する海洋バクテリア**が、世界中の海で広く暮らしていることを突き止めたのである。
プラスティック · 25日 10月 2025
海のプラスチックごみ問題、解決には100年かかる!
私たちが日々排出しているプラスチックごみは、地球の海にとって、想像以上に長く、しつこい問題となっていることが、最新の研究で明らかになった。ロンドン大学クイーンメアリー校の科学者たちが開発したシンプルなモデルによると、海面に浮かぶプラスチックごみが自然に海中から消え去るまでには、100年以上もの長い年月がかかると予測されているのだ。これは、私たちが今この瞬間、プラスチックの流入を完全に止めたとしても、その影響は孫の世代まで続くことを意味している。
海外ニュース · 09日 9月 2025
プラスチックは少子化を加速させる!? 有効な解決策はあるのか?
イギリス ガーディアン誌が伝えた報道によれば、私たちの身近にあるプラスチック製品に使われる添加物が、男性の生殖能力に影響を与えている可能性について、専門家たちが強い懸念を示しているという。生殖医療の第一人者であるシャナ・スワン博士らの報告によれば、過去50年にわたり、世界的な男性の精子数が毎年約1%ずつ減少し続けており、その背景には環境中の化学物質が大きく関わっているのだという。
海外ニュース · 07日 8月 2025
プラスチック汚染が人間の健康に与える影響はなんと約230兆円!
医学雑誌『ランセット』に発表された新しい研究によると、プラスチック汚染が世界の健康に年間1.5兆ドル(約230兆円)以上もの経済的損害を与えていると警告。この報告は、プラスチックが、作られ始めてから処分されるまでのすべての段階で、人間の健康に深刻な悪影響を及ぼしていることを明らかにしている。 この研究では、プラスチックがただ環境を汚染するだけでなく、人間の体にも入り込み、病気や死の原因となっていることを示している。具体的には、プラスチックに含まれる16,000種類以上の化学物質が、胎児、乳幼児から高齢者まで、あらゆる世代の人々の健康に影響を与えていると指摘。これらの化学物質は、早産、先天性異常、がん、心臓病、喘息など、さまざまな病気と関連があるとされている。
海外ニュース · 14日 7月 2025
進むプラスチック汚染!鳥類の肺からマイクロプラスチックを初検出
英紙ガーディアン紙が報じた新しい研究で、鳥類の肺からマイクロプラスチックが検出された初の証拠が明らかになった。これは、環境中に広がるマイクロプラスチック汚染が、生物の体内深くにまで侵入し、その健康に直接的な影響を及ぼしている可能性がわかってきた。 マイクロプラスチックとは、5ミリメートル以下の微小なプラスチック片で、私たちの生活で使う様々なプラスチック製品が摩耗や分解によって、海、土壌、そして大気中へと拡散している。これまでの研究では、魚や海洋哺乳類、そして人間を含む多くの生物の消化管からマイクロプラスチックが見つかっていたが、呼吸器系、特に肺からの直接的な検出は今回が初めて。
エコニュース · 09日 10月 2022
マイクロプラスチックが母乳を汚染! イタリアの研究で明らかに
イタリアの研究者たちの調査によってマイクロプラスチックによる母乳の汚染が明らかになった。 調査の対象になったのはローマの病院で出産をした34人の母親たち。出産後1週間の母乳を採取し、マイクロプラスチックの存在を調べた。 その結果、26人の母親の母乳中からマイクロプラスチックを発見。見つかったのはポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレンなど、暮らしのなかでよく使われるプラスチックだった。 年齢、プラスチックを含むパーソナルケア製品の仕様、魚介類やプラスチック容器に入った飲食物の摂取など特定の因子との因果関係は認められず、日常の暮らしにあふれるプラスチック製品が食事や呼吸、皮膚との接触などを通してカラダに入り込んだと考えられている。 マイクロプラスチックが乳幼児の健康に与える影響についてはまだ明らかになっておらず、今後の研究の進展が望まれるところだ。 (注)牛乳の汚染やプラスチック容器からの滲出など、粉ミルクにも同様の懸念もあり、母乳が乳幼児の健康に貢献することに変わりはない。

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