高速道路で「エコエリア」の取り組み

エコエリア山田
エコエリア山田

 夏休み中、旅行などで高速道路を利用する機会も多いことだろう。その高速道路やサービスエリアでは、CO2の削減やリサイクル、生態系の保護など、環境に配慮した取り組みが行われている。その取り組みの1つとして現在進められているのが「エコエリア」の整備だ。

 

 エコエリアでは、太陽光や風力など自然エネルギーによる発電システムの導入、間伐材の採用やごみ削減への取り組み、手を洗う水でそのままトイレも洗い流すことのできる新たな節水トイレの採用など、さまざまな工夫が施されている。

 例えば、大分自動車道の「パヴァリエ エコエリア山田」では、エリア内での使用電力を得るために1メガワット規模の太陽光発電設備が設置されているほか、調理場からの排熱利用設備など省エネシステムも導入されている。また、芝生を利用した駐車スペース、保水性ブロックを使った夏に涼しい歩道、電気のいらない自動ドアなど、エリア内のあらゆる場所にエコなアイデアが散りばめられている。

 

 他の区域でも省エネ機器やエコ建材を使ったサービスエリアは増えつつある。みんなの利用する地域の高速道路でもエコエリアがあるかどうか探してみよう。

 

文/田中一整

 

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