持続可能都市ランキングのトップはチューリッヒ! 日本の都市は大苦戦

チューリッヒの夜景。たしかに住みたくなりますね。Mark Gunn CC BY 2.0
チューリッヒの夜景。たしかに住みたくなりますね。Mark Gunn CC BY 2.0

デザインとコンサルティングを手がけるArcadisと、Center for Economic and Business Research が「Sustainable Cities Index(持続可能な都市指標)」を発表した。

第1位に選ばれたのはスイスの都市チューリッヒ。次に続くのは、シンガポール、ストックホルム、ウィーン、ロンドン。残念ながらベスト100に入った日本の都市は東京のみ。なんとか45位に選ばれた。

この指標はPeople(暮らしやすさ)、Planet(環境対策)、Profit(ビジネス環境)の3分野の総合点で競われる。Peopleで検討される分野は、健康、教育、収入、格差、ワークライフバランス、犯罪率、家計費。Planetは、エネルギー消費、再生可能エネルギー率、緑地率、リサイクル率とたい肥化率、温室効果ガス排出量、自然災害リスク、水道、下水道、大気汚染。Profitは、交通インフラ、事業のしやすさ、ツーリズム、一人当たりのGDP、グローバル経済におけるその都市の重要性、インターネットとブロードバンドの普及とつながりやすさ、就職率などが検討された。

すべての分野でバランスよく得点をとることは難しい。それぞれの分野で20位以内に入ったのは3位のストックホルム、4位のウィーン、11位のアムステルダムだけだった。

残念ながらこの指標でベスト100に入った日本の都市は45位の東京のみ。Profitでは28位と健闘したが、Peopleで44位、Planetで50位だった。大方の予想通り、経済はいいが、暮らしや環境というソーシャルな分野の取り組みはまだまだだった。

一方、アジアの都市では、シンガポールが2位、ソウルが7位、香港が16位にランクイン。アジアを代表するメトロポリス東京の地盤沈下が明らかになった格好だ。

今からでも遅くない。東京オリンピックをきっかけにソーシャルな分野での評価をあげるように努力してもらいたい。

<参照リンク>
Sustainable Cities Index(ARCADIS)
The Top 25 Most Sustainable Cities Around the Globe

翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所

www.eco-online.org Blog Feed

市民の正常性バイアスをどう打ち破るか 気候被害対策市民会議2018が終了 (火, 09 10月 2018)
>> 続きを読む

気候変動の被害者たち(18) 地球温暖化でアオウミガメの赤ちゃんの99%がメスに! (Tue, 09 Jan 2018)
>> 続きを読む

エコロジーオンラインもノミネート! 「低炭素杯2018」のファイナリストが大集合! (Wed, 06 Dec 2017)
>> 続きを読む

マダガスカルでの里山エネルギー事業に「トヨタ環境助成プログラム」の助成が決定しました。 (Mon, 20 Nov 2017)
>> 続きを読む

複合汚染が海洋生物を襲う! 化石燃料の燃焼で進む海の酸性化 (Tue, 24 Oct 2017)
>> 続きを読む

世界が必要とする電力は大西洋を吹く風でまかなえる。 研究者が発表 (Wed, 11 Oct 2017)
>> 続きを読む

気候変動で悪化する空の乱気流 飛行機嫌いが倍増か!? (Thu, 05 Oct 2017)
>> 続きを読む

地球温暖化で賢くなった!? 自ら水を大切にし始めた植物たち (Tue, 01 Aug 2017)
>> 続きを読む

【Biophilia】スマートカーは「美しい地球」を守れるか (Thu, 13 Jul 2017)
>> 続きを読む

9年後、地球の気温上昇は1.5℃を超える!? (Thu, 11 May 2017)
>> 続きを読む

«一つ前のページへ戻る