
気候変動がワイン産業にもたらす影響は大きい。米国の研究によると、世界の平均気温が産業革命前に比べ2度上がると、既存のワイン生産地の56%でブドウの栽培が難しくなる可能性があるという。こうしたことを背景に、欧米のワイナリーが参加するIWCA(気候変動に取り組む国際ワイナリー協議会)はこのほど、UNFCCC(国連気候変動枠組条約)事務局が行う国際キャンペーン「Race to Zero(ゼロへのレース)」に参画した。
ドイツのメルケル首相は15日、石炭による火力発電の全廃時期を現在の2038年から前倒しする要求を拒否した。
首相は「カーボンニュートラル(炭素中立)までの道のりについては一定の信頼性が必要」と指摘し、1年で目標を変えることは望まないとの考えを示した。
気候変動関連の活動家らは、早期に「脱石炭」を実現しなければ、メルケル政権がこのほど決定した野心的な気候保護目標は達成できないと訴えていた。
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