別名:ヤマイタチ、クダギツネ
準絶滅危惧種、そして長野県の天然記念物です。
体長は約15〜20cm。尾の長さは5〜7cm。
オコジョには35種類以上の亜種がいますが、日本の本州にはホンドオコジョ、北海道にはエゾオコジョが生息しています。
ホンドオコジョは、エゾオコジョよりも一回り小さいのが特徴で、主に東北地方や中部地方などの山岳地帯に生息しています。
遭遇する難易度はかなり高そうですが、出会えたらとてもラッキーですね!
長野県の志賀高原では、その可愛らしい姿や、めったに出会えないことから「山の妖精」と呼ばれ親しまれています。
ちなみに、志賀高原の観光PRキャラクター「おこみん」はオコジョがモチーフになっています。
https://www.shigakogen.gr.jp/okomin/index.html(志賀高原観光協会 公式Webサイト)
季節によって体毛の色が変わります。夏は茶色(お腹は白)、冬は白色になり、夏毛の時も冬毛の時も、尾の先端は黒いのが特徴です。
志賀高原と富山県で目撃された夏毛のオコジョたち。
長野県で発見された冬毛のオコジョ。
真っ白な体で、真っ白な雪の中に溶け込む姿は、まさに妖精ですね。
すばしっこいですが、愛らしく、人々が釘付けになってしまう気持ちがよくわかります。
ホンドオコジョは、肉食で気性が荒いことでも知られています。
主にネズミなどの小動物や鳥類を食べたりしますが、自分よりも体の大きいノウサギやライチョウを捕食することも。
その可愛らしさとのギャップに魅力を感じる人も多いようです。
人々から愛されているホンドオコジョですが、土地の開発や森林伐採などにより生息地を奪われたり、ミンクとの生存競争により生息数が減少しています。
コピー・イラスト / kawe