· 

国連が望む米国の肉食文化の変容 持続可能な未来のために補助金の見直しを

気候危機を防止するためにも肉食に持続可能なあり方を! Photo by Rich Renomeron CC BY-NC-ND 2.0 DEED
気候危機を防止するためにも肉食に持続可能なあり方を! Photo by Rich Renomeron CC BY-NC-ND 2.0 DEED

昨年末、ドバイで開催された国連気候変動会議で(COP28)で国連食糧農業機関(FAO)が米国などの国に対して、地球温暖化対策として肉の消費を減らすことを求めた。

 

米国畜産業からの温室効果ガス(メタンや亜酸化窒素)の排出量は、運輸部門全体からの排出量を上回っている。メタンは二酸化炭素にくらべ約25倍の温室効果があると言われ、畜産業を変化させることができれば大きな効果を得ることができる。

 

だが、米国農業の基本である農業法にはこうした配慮がまったくなされていない。この法律のもと集約型の農業に補助金が注ぎ込まれ、家畜の餌となる大豆やトウモロコシなどの生産が推奨され、中西部の穀倉地帯の9割が家畜の餌やバイオ燃料をつくるための畑に変わってしまった。

 

こうした補助金によって潤うのは膨大な量の土地と水を必要とする畜産アグリビジネスだ。その結果、森林破壊、生物多様性・動物たちの生息地の喪失、抗生物質による大地や水の汚染が起こっている。

 

アメリカが変われば世界は変わる。

持続可能な社会をつくるために立ち上がる米国議員が増えることを望みたい。


<参照ウェブ>

The United Nations wants the US to eat less meat — try telling that to Congress 


翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部

www.eco-online.org Blog Feed

排出量の増加、水資源の枯渇、土地の消失・・・。 国連科学者:AIは数十億人の天然資源を脅かしている! (日, 07 6月 2026)
>> 続きを読む

温暖化で増える心血管疾患 米ケース・ウェスタン・リザーブ大学 (Mon, 01 Jun 2026)
>> 続きを読む

希望が見え始めた地球の未来! 書きかえられたディストピアストーリー (Mon, 01 Jun 2026)
>> 続きを読む

とまらない地球温暖化 この5年はさらなる気候現象が続々! 国連発表 (Mon, 01 Jun 2026)
>> 続きを読む

山火事の煙から身を守るための知恵 私たちの呼吸と健康を守る行動 (Mon, 18 May 2026)
>> 続きを読む

7つのグラフが映し出す地球のSOS! 気候危機の現在地を知る (Sun, 03 May 2026)
>> 続きを読む

海の「熱のベルトコンベア」が直面する危機! 21世紀末までに大西洋子午面沈降循環(AMOC)が半減する (Mon, 27 Apr 2026)
>> 続きを読む

海の王者が追い詰められる日 サメとマグロを襲う「熱」と「酸欠」の二重苦 (Sun, 19 Apr 2026)
>> 続きを読む

<国連>輝け!自然エネルギー 中東の危機が教える「新しい光」への道 (Sat, 04 Apr 2026)
>> 続きを読む

都会のオアシスが遠のく日! 猛暑が奪う「緑の安らぎ」とその対策 (Sun, 29 Mar 2026)
>> 続きを読む

«一つ前のページへ戻る