イルカの赤ちゃんが浜に打ち上げられる原因は?

※写真はイメージです  Photo by qnr
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 BPの原油流出事故のあった海の近く、ホーンアイランドの海岸で、4頭のイルカの赤ちゃんが打ち上げられているのが発見された。BP事故の汚染除去員とともに働いていたNational Resource Advisoryの職員が確認した。

 この時期はイルカの出産期にあたるため、イルカの赤ちゃんが浜に打ち上げられること自体は珍しくない。原因を探るため、死体と細胞サンプルの採取・調査を行ったところ、イルカの赤ちゃんは死産していたか、産まれて間もなく死亡したらしいことが判明した。
 今年に入り、すでに18頭の赤ちゃんイルカが打ち上げられており、成人のイルカも含めると28頭にものぼる。死亡したイルカに、妊娠中のイルカは含まれていなかったが、出産時期自体は例年より早いという。科学者達は今期のイルカの死亡数が多いことを懸念しており、昨年の死亡例と比較して原因を探ることになりそうだ。
 感染系統の病気とそれ以外の病気、原油事故のような人間の活動や生体毒素など、考えられる原因をすべて検討していく必要があるが、突き止めるのは容易ではないと研究者達は話している。

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