21日 3月 2011

いま、ぼくたちにできること

　2011年3月11日に発生し、東北から関東地方の広い地域に大きな被害をもたらした東北関東大震災。現在も義援金や救援物資が全国から集められているが、みんなにも被災者の方々のためにできることがある。それは「節電」だ。

　現在、節電が必要とされているのは、東京電力、東北電力のある東日本エリア。地震の影響で一部の発電所が止まっているため、政府と東京電力は、3月14日より「計画停電」の実施を決めた。計画停電は、電力需要が現状の電力供給能力を上回る恐れのある場合に行われるることから、電力需要を抑えるために企業や家庭での節電努力が極めて重要となる。
　東北地方での節電は、直接、被災地への電力供給につながる。また、ひとたび大規模停電が首都圏を襲えば、被災地への支援や日本の経済活動は停滞してしまうことから、やはり節電は欠かせない。
　もしも予定されていた計画停電が中止となれば、それは一人ひとりの節電が成功したということ。一方で、停電の不自由さを体験することは、改めて電気について考える機会となるはずだ。電気を大切に使うことで、被災地の一日も早い復興を願おう。