
「いや、困りました。世界の国々が本当に気温上昇を2℃未満に抑えようと思ったら、パリ協定のために目標として掲げた現在の取り組みを2倍3倍に引き上げる努力をしなければいけません」
そう嘆くのはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)前議長のロバート・ワトソン博士。ロイター通信とのインタビューで地球温暖化の厳しい現状について語った。
昨年12月に誕生したパリ協定。成立当時は地球温暖化防止のために約200の国々が参加して決めたかつてない枠組みだと高評価だった。だが、ここに来てその実効性が危ぶまれている。
産業革命以前とくらべ、気温の上昇が2℃を超えると様々なリスクが増大する。パリ協定では長期的な目標として2℃未満を掲げ、1.5℃という野心的な目標も提案した。ところが、ワトソン博士を中心とする研究者たちがパリ協定で約束する各国の削減目標をベースに試算をすると、2030年代初頭には1.5℃を突破。2050年を待たずして2℃の上昇を達成してしまうという。
今年になって世界の平均気温はかつてない上昇を示している。日本でも東北北部に台風が上陸したり、北海道にシビアな台風被害が及ぶなどの異常気象が続く。
気候変動の被害をこれ以上ひどくしないためにも、我が国も速やかにパリ協定を批准し、削減目標の上積みに取り組みむ体制を整えるべきだ。
<参照リンク>
Global warming to breach
2C limit by 2050 unless tougher action - study
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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