2016年

10月

14日

地熱で有名なレイキャビクが2040年にカーボンニュートラルを目指す!

エネルギーについて優等生のレイキャビク。次なる課題はクルマ社会の解消。Julien Barrier CC BY-SA 2.0
エネルギーについて優等生のレイキャビク。次なる課題はクルマ社会の解消。Julien Barrier CC BY-SA 2.0

アイスランドの首都のレイキャビクが2040年までに温室効果ガスの排出をゼロにする計画を立てている。そのために、都市の拡張を抑制し、ウォーキング、サイクリング、公共交通機関を活用するという。

地熱の資源に恵まれたレイキャビクは自然エネルギーの優等生だ。すべての住宅の暖房には地熱が活用され、電力は100%水力発電。

アイスランドがパリ協定を批准するにあたって、レイキャビクのさらなる取り組みとしてカーボンニュートラル計画が発表された。

自然エネルギーの優等生であっても温室効果ガスは排出する。クルマなどの利用による排出だ。市民の移動から生まれる8割の排出をどのように減らすかが、カーボンニュートラルを達成するカギとなる。

レイキャビクには12万人の人が住んでいる。残念ながらクルマでの通勤をベースにしたアメリカ型の生活をする人が多い。その人たちが遠くからクルマで通勤し続けたら温室効果ガスは減らせない。ちなみに公共交通機関であるバスの利用率はたったの4%。この利用率をあげるとともに19%の自転車の活用を30%以上に引き上げ、EVの活用を促すために無料の駐車場と免税措置を高めていく。

暮らしを低炭素型にするためには、市の中心部に住んでくれる人を増やすことが重要になる。そのためまちなかでの居住を奨励するキャンペーンにも乗り出す。

アイスランドは地熱などの自然資源をアピールすることで観光客を誘致することに成功した。さらに市民に低炭素型のライフスタイルを根付かせ、さらなる観光客の獲得に乗り出していく。

同じ島国、同じような地熱資源を持つ日本。パリ協定をどうとらえるかで国のブランドにも大きな差が出てくる。政府の積極的な姿勢を望みたい。

<参照リンク>
Reykjavík: the geothermal city that aims to go carbon neutral

抄訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所

www.eco-online.org Blog Feed

気候変動の被害者たち(17) ヨーロッパの大都市を気候変動リスクが襲う (月, 06 3月 2017)
>> 続きを読む

温暖化の影響で近海魚に水銀汚染が進む!? (水, 01 2月 2017)
>> 続きを読む

東京都を超える面積が山火事で消失 チリが史上最高気温を記録! (火, 31 1月 2017)
>> 続きを読む

小さな奇跡の見つけ方 2017年は温暖化防止ビジネスが活性化!? (月, 30 1月 2017)
>> 続きを読む

気候変動の被害者たち(16) 軽い温暖化でも昆虫に大きな影響が出ることが判明 (月, 23 1月 2017)
>> 続きを読む

<速報>世界の平均気温が3年連続で史上最高を記録! NOAAが発表 (木, 19 1月 2017)
>> 続きを読む

トランプ旋風なんのその。気候変動、クリーンエネルギー満載のダボス会議が開幕 (月, 16 1月 2017)
>> 続きを読む

大統領が変わってもクリーンエネルギーの勢いは止まらない! オバマ氏が論文を発表 (水, 11 1月 2017)
>> 続きを読む

気候変動はかつてない脅威を世界にもたらす! 世界の軍事関係者が警告 (火, 06 12月 2016)
>> 続きを読む

小さな奇跡の見つけ方 トランプ政権の誕生と地球の未来 (月, 28 11月 2016)
>> 続きを読む

«一つ前のページへ戻る