
昨年からエコロジーオンラインは坂本龍一さんのラジオ番組「RADIO SAKAMOTO」にエコレポートを提供してきました。2ヶ月に一度、私たちが手がけていることをレポーターとしてお届けしています。
なんと今年最初のオンエアは坂本龍一さんとラジオ対談からスタートです。坂本さんはニューヨークにお住まいですから、新しい大統領誕生の背景についてもいろいろとご存知です。
トランプ新大統領は地球温暖化対策などに後ろ向きであることが知られていますから、自分がその話をすると、こう坂本さんは返してきました。
「彼はビジネスマンだから、地球温暖化がビジネスになるとわかったら変わると思う。地球温暖化対策に本気のディカプリオもトランプ氏に耳打ちしに行ったみたい」
世界平均気温が3年にわたって最高を記録
地球温暖化を「中国のでっちあげ!」だと否定したトランプ大統領ですが、地球が温暖化する事実は曲げようにありません。
つい最近、アメリカの政府機関であるアメリカ海洋大気庁も次のような発表をしています。エコロジーオンラインからご紹介しましょう。
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<速報>世界の平均気温が3年連続で史上最高を記録! NOAAが発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)が昨年の世界平均気温を発表した。一昨年から続いたエルニーニョ現象の影響で1月から8か月間、記録的な高温が続いた。その結果、1880年以来で最も高い平均気温となったことがわかった。
2016年の地球表面の平均気温は14.8℃。20世紀平均から0.94℃高く、一昨年を0.04℃上回った。21世紀に入ってから最高平均気温を記録したのは、2005年、2010年、2014年、2015年に続き5回目。昨年の後半は弱めのラニーニャ現象が発生して平均気温を押し下げたが、それでも12月は史上3番目に高い平均気温を記録している。
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平均気温だけを見るとそう上がってない気もしますが、これはあくまでも高い変化をした地域と低い変化をした地域の平均値です。地球上には温暖化が色濃く反映される地域とそうではない地域があります。北極や南極などの極地域や赤道付近の熱帯の諸国には特に大きな変化が現れます。極地域が温かくなり陸上の氷河がとけて海に流れ出し、赤道域で温められて海水が膨張する。そのために海面上昇も起きると言われています。
ダボス会議の中心は気候変動ビジネス!?
毎年1月末、世界の経済人、政治家たちがスイス・アルプスのリゾート地に集まって、ダボス会議というイベントが開催します。
その年の政治・経済を占うと言われるこの会議はジュネーブに本部を置く非営利組織「世界経済フォーラム」の年次総会で1月17日~20日の予定で実施されました。
今年はアメリカでのトランプ大統領就任式とほぼ時を同じくする開催であるため、気候変動問題がどうとりあげられるかが話題となりました。
その中身を見てみると気候変動と環境ビジネスの議論に多くの時間が割かれていました。ダボス会議の期間中、気候変動に関するセッションが15、クリーンエネルギーに関するものが9に上っています。
なかでも注目を集めたのが中国国家主席の習近平氏の参加です。元々は地球温暖化対策に後ろ向きだった中国が習近平氏の指導で方針を転換。アメリカと協力してパリ協定に力を注ぎ、世界と協調する姿勢を打ち出しました。
一方のアメリカも電力事業を中心に地球温暖化対策となる太陽光発電関連の雇用が増え続けています。すでに発電部門では太陽光発電の雇用が43%に達し、化石燃料の雇用を大きく引き離しました。
「神がつくった最も偉大な雇用創造者」だと自負するトランプ新大統領が雇用を伸ばしている産業をないがしろにするはずはありません。
実際に電気自動車、太陽光発電、蓄電池などのビジネスで世界の話題を集めるテスラモーターズのイーロン・マスクCEOと急接近したことも伝えられ、環境ビジネスに前向きになるだろうとの予測も出ています。
アメリカの大統領選で先が見えづらくなっていた地球温暖化問題ですが環境関連ビジネスはこれまで通り前に進みそうです。今年も元気に環境対策に励みましょう。
文 / 上岡裕
(協力:日本住宅新聞)
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