
エコロジーオンラインでは昨年11月、石炭火力発電所が減って来たアメリカやヨーロッパに囲まれる北大西洋でクロマグロの水銀汚染が改善されてきたことを伝えた。
だが、温暖化の影響で違う形で水銀汚染が進むことがわかってきた。スウェーデンの研究者たちがScience Advancesに地球温暖化で進む近海の水銀汚染について発表している。
その論文によれば、温暖化によって降雨量が増え、地上にある自然有機物が水の流れを通して海へと移動する。海水に移動する自然有機物は今世紀末までに15%~20%増えるとされ、それによって植物プランクトンが大量に発生し、微生物のエサになる。移動した自然有機物のなかには農薬などに使われた水銀も含まれる。それが微生物によって水俣病の原因となったメチル水銀へと変化する。食物連鎖のなかでメチル水銀が生物濃縮され、私たちが食べるサカナを汚染する。サカナの水銀濃度がこれまでの7倍も増える可能性もあるという。
私たちが暮らしの基盤となる自然環境に境界線はない。自分たちが行った行為が思わぬ形で自分たちに還ってくる。地球温暖化によって大きく気候は変動する。それを当たり前と考えて文明を見直すことが重要になりそうだ。
<参照リンク>
New mercury threat to oceans from climate change
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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