12月15日(月)、関西大学千里山キャンパス総合図書館1階ワークショップエリアにおいて、関西大学ピア・コミュニティ(KUSP)主催の防災セミナーの講師をエコロジーオンラインが担当させていただきました。
テーマは「学んで備えてつながる未来」。
一人暮らしの学生や遠方から通う学生のために、災害に遭遇したらどう行動すれば良いのかを生徒と一緒に考えるセミナーです。
今回は、講師の私が本業での日常業務を通じて実際に経験した知恵や工夫を取り入れて、一般的に知られる防災術には載っていない内容を中心に具体例を提案させていただきました。
災害時に必要最低限の電力を確保する「じぶん発電所」、災害時の「食」の課題を考えた「防災レシピ」、高額な費用を注ぎ込まなくても備えられる「100均防災グッズ」の他、通学時電車の中で災害に遭遇した場合の行動や避難所などについても、阪急電鉄・吹田市危機管理室の協力をいただき解説しました。
後半のワークショップでは、100円ショップの防災グッズを使って、ふだんから持ち歩ける物を3点ピックアップしてもらい、なぜそれを選んだのかを考えてもらったり、簡易トイレを組み立て、災害時のトイレを疑似体験してもらったり、なかなか触れることのないグッズ類を手にとってもらったりと、短時間でしたが、盛りだくさんのセミナーとなりました。
つい最近も青森東方沖で大きな地震があったばかりで、後発地震注意情報が発表されています。遠いところで起こった事と思わずに、毎日の日常が訓練だと考えて、ふだんの生活に少しでも取り入れ未来につなげて欲しいと思います。
講師・レポート 平田賀彦

















