<バイオガス×SDGs>牛のうんちがマダガスカルを救う! 温暖化を防止し、森林を守り、子どもの命を守るバイオガス装備の設置活動にご協力ください!

クラウドファンディング支援のお願い

エコロジーオンラインではこのたび、7年にわたって支援を続けるマダガスカルにおいて、新たなるバイオガスプラントを設置するためのクラウドファンディングを始めることにいたしました。

当団体では現地に設立したNGOのマダガスカル・みらいとともにマダガスカル国内に3基のバイオガス装備を支援。住民のみなさんに好評を得てきました。

そのような中、現地の自然環境や生活の現状を目の当たりし、バイオガスの可能性を高く評価したJICA海外協力隊の中田里穂さんから熱いラブコールをいただいたところから、新たなるバイオガス装備の設置に向けた活動が始まり、このクラウドファンディングの物語がスタートします。

現地に赴任する現役の協力隊員が中心になり、民間の皆さまのご協力でつくりあげる全く新しい支援モデルです。

何卒、ご協力よろしくお願いします。

バイオガス設備を設置するマダガスカルのスタッフたち
バイオガス設備を設置するマダガスカルのスタッフたち

支援メニュー一覧

クラウドファンディングの現状

愛するマダガスカルにバイオガスで貢献したい!

 

皆さん、こんにちは。

 

私は現在、地元静岡県富士市役所を休職し、JICA海外協力隊としてマダガスカルで活動している中田里穂と申します。

今月9月で、任期2年間のうち、1年が経ちました。

 

私の職種は、「コミュニティ開発」という、数ある協力隊の職種の中でも、特に汎用性が高く柔軟性が試される、“なんでも屋さん”であり、マダガスカルの第三の都市、“Antsirabe(アンチラベ)”の広大な農村地帯(※)を舞台に、より豊かな生活の実現に向け、日々活動しています。

(※縦80㎞×横60㎞程、20の市と204の村)

 

 

 

突然ですが、皆さん、マダガスカルと聞いて何を思い浮かべますか?

 

アニメ映画、ワオキツネザル、バオバブの木・・・

 

生物多様性が具現化された、どこか神秘的な未開の地をイメージされましたでしょうか?

 

マダガスカルは、アフリカ大陸の南東にある、世界で4番目に大きい島(日本の1.6倍)で、島に生息する動植物の約8割が固有種であり、自然保護区も多数存在するなどと、ガイドブック等にも記されております。

 

私も、渡航前は漠然と、固有種や緑あふれる、自然豊かな楽園をイメージしておりました。

さて、実際はどうでしょうか?

 

まさに、そのイメージ通りなのでしょうか…?!

 

赤く茶色い大地が意味するもの

赤く茶色い大地
赤く茶色い大地

 

私が、最初にマダガスカルの大地を目にしたのは、遥か上空、飛行機の窓辺からでした。

 

日本から22時間程のフライトを経て、雲の切れ間から大地が顔を覗かせた瞬間、

“何と広大な、赤く茶色い大地が広がっているのだろう!”と驚嘆したのを、今でも鮮明に覚えています。

 

地表に近づくにつれ、さらにその様子は顕著になり、大地の多くが削られ、地肌がむき出しになっている状態でした。

 

そして、その印象は、マダガスカルで暮らしていくにつれ、更に強まっていきました。

 

目に映る、周囲の農村の山々には、ほとんど木がありません。

 

マダガスカルから森が失われていく!

 

調べてみますと、マダガスカルでの森林減少は、この約60年間で森林の44%が喪失され、2017年には、1年間で千葉県の面積に相当する51万ヘクタールの森林が消失し、現在は更に、7%ほどまで減少しているとのことです。(世界自然保護基金(WWF)、国際協力NGO AMDA社会開発機構のデータより) 

 

マダガスカルにおける森林減少は、「焼畑農業」、「木材用伐採」、及び「調理用の薪・木炭生産のための森林伐採」といった、主に3つの活動が原因として挙げられます。

 

現在、そのような活動により、国内の木々が大量伐採・消費され、その影響は、「CO2排出量増加による気候変動」、「マダガスカル固有の生物多様性の喪失」、「土壌劣化や土壌流出による耕作地の減少」など、多岐に及んでいます。

 

そして悲しいことに、生活のためそれらを引き起こす活動を行い、かつ最も影響を受けているのが、国民の約8割を占める貧困層(※)の農民となってしまっています。

(※マダガスカルの貧困率:2012年77.8%(農村部82.2%、都市部54.2%)(2019年JICA国別分析より))

 

なお、これら農民の方々の殆どが、道路や電気(※)、ガス等のインフラ未整備の土地で暮らしており、調理の際はカマドを使用して煮炊きするため、特に、“調理用の薪・木炭生産のための森林伐採”は、顕著となっているようです。

(※マダガスカルの電化率:平均15%、農村8%(2019年9月JICA資料,challenergy.サイトデータより))

 

薪や木炭が、森を破壊し、子どもたちの命を奪っている。

そして、私の任地である、アンチラベの多くの各農村家庭でも、炊飯時等に、薪や木炭を多用しており、その調達や炊飯準備にも多くの時間と労力を費やしていると共に、木炭から発生する一酸化炭素等による、子どもの炊事時死亡数(2013年で年間16,700人程)が多い事も、現地メディアで報告されています

 

また、薪や木炭は高価であり、収入が少ない家計(※)の大きな負担や切実な問題となっているようです。

(※マダガスカルの年平均収入:400$/54,000円(World date.infoより)、農家の平均収入10万Ariary/3,000円程(聞き取り調査))

 

独自に聞き取りを行ったところ、具体的な数値例として、牛4頭を所有する6人家族の農家では、1ヶ月で木炭2袋・(1袋約30kg)、3万2千Ariary(約1,000円)を消費していました。

 

また、牛5頭を所有する3人家族の農家では、1ヶ月で薪200kg、8万Ariary(約2,400円)、9人家族の農家では、1ヶ月で薪を牛車2台分(1台400kg、年間約10t)も消費していることが判明し、非常に驚きました。

 

また、多くの農家が畜産業も営み、牛や豚などの家畜を保有(※)していると共に、その排泄物で、かなり不衛生な住環境となっている状況も、多く見受けられます。

(※アンチラベⅡ郡にある204の農村のうち、15の農村約70名に調査したところ、牛と豚の平均飼育頭数は各3頭)

 

牛のうんちが地域を変える!?

そのような現状を目の当たりにしながら、ご縁をいただいたのが、人々や環境のために働く、NPOエコロジーオンラインの上岡さんやNGOマダガスカル・みらいの浅川さんを始めとする、日本国内外の多くの関係者がご尽力されてきた、マダガスカルを始めとする、途上国の「バイオガス」事業でした。

バイオガスとは、簡単に言うと、牛や豚などの糞尿から発生させたガスです。

 

具体的には、微生物の力で発酵させてできた、無臭・無害・無爆発の安全なメタンガスであり、調理用ガスや電気として使用でき、生成過程でできた廃液も、良質な肥料として使える、画期的なものです。 

 

 

私は、バイオガスについて素人ながら、このマダガスカルの人々や地域・国・世界をよりよくするための一端の活動として、バイオガス普及促進は、効果的かつ大きな可能性を秘めたものだと感じています。任地に配属して、2ヵ月後あたりから、様々な農村の方々に、独自アンケート調査もスタートさせました。

 

現在、マダガスカル国内のバイオガス装置は、浅川さん等が2018年に設置された、首都Antananarivo(アンタナナリボ)とSoavinandriana(ソアビナンジーニャ)の農家に設置した2基(風船型)の他、同年頃に北部でEUが設置した120基(地下型)、2014年にアンチラベに設置された7基(地下型)などが知られています。

 

 

 

アンチラベの農村の方々のバイオガスの認知度は、2022年9月現在、対象者170名中、「知らない」と答えた方が約70%、「知っている」と「少し知っている」が約30%となっており、わずかでも知っている方が半数弱であるのも驚く半面、まだまだ、知らない方が多いのが実情です。

 

そして、肝心なバイオガスに対する興味関心度合いは、「とても興味ある」・「興味ある」が併せて100%であり、その数値や、ノウハウを教えてほしいという農民の方々等の度重なる熱心な反応からも、バイオガスに対する需要や興味関心は非常に高く、普及促進のやりがいや必要性を実感しています。

 

また、私の配属先やアンチラベの公的機関の方々においても、農村の生活改善の観点からも、バイオガスの需要や注目度は高く、バイオガス普及促進活動において、大いに歓迎し、協力をするとの反応や見解を示してくださっています。

 

 

さて、ここまで、マダガスカルや任地アンチラベにおける現状と、バイオガスについての簡単な説明等をさせていただきましが、改めて、バイオガス普及促進における主な背景・現状を、以下にまとめます。

 

①薪や木炭の大量消費により、国や地域周辺の木々が伐採され、森林破壊が進んでいる

②薪や木炭の価格が高く、農民の家計を圧迫している

③農村では、家畜の糞尿により、不衛生な住環境である

④薪や木炭を使用するにあたり、その調達や炊飯時における時間・労力が多くかかっている

⑤木炭から発生する一酸化炭素等による、子どもの炊事時死亡数が多い

 

バイオガスが貢献するSDGs 複数課題を同時解決!

上記、5つの背景・現状を踏まえ、アンチラベでのバイオガスを普及促進させる本プロジェクトは、アンチラベの農村での、「環境保護(森林保護、土壌流出改善)」、「生活改善(家計改善、衛生改善、炊飯時の効率化)」の二つを、主な目的・柱として位置づけ、進めていきたいと考えています。

 

また、本プロジェクトは、国やアンチラベの農村での環境保護や生活改善の他、同時に、子どもの炊飯時の一酸化炭素中毒死の削減、農業振興(農地改良)、電化率の向上等にも対応可能で有効となります。

 

また、国連で現在実施している、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標と照らし合わせますと、

 

2:飢餓をゼロに(バイオガス廃液からによる作物生産)

3:全ての人に健康と幸福を(煙・粒子状物質の低減、室内空気質の改善)

4:質の高い教育をみんなに(照明を使って学習できる)

5:ジェンダー平等を実現しよう(女性の追加収入源を得る時間の確保)

6:安全な水とトイレを世界に(生成される肥料の使用は、淡水及び地下水の汚染を防ぐ)

7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに(クリーンエネルギー(調理、照明))

8:働きがいも経済成長も(設置と維持管理により雇用創出。農家の収入を増加させる)

13:気候変動に具体的な対策を(温室効果ガスの排出と大気汚染を削減する)

15:陸の豊かさを守ろう(調理用の薪や炭を置き換えられ、森林破壊を減らす)

17:パートナーシップで目標を達成しよう(様々な組織間の協働を強化)

 

の10個の目標の対象となります。 

さて、最後に、具体的な本プロジェクト内容ですが、このクラウドファンディングにて、実施したいことは主に2つになります。一つ目は、アンチラベの農村に、新たに2基のバイオガス装置の設置を考えております。そして、二つ目に、持続可能なバイオガス普及促進のための“人づくり”として、農民や配属先職員対象の研修(設置や維持管理)の実施や、そのマニュアル作りを計画しております。


 最初のゴールは70万円!
 

・バイオガス装置の設置(目標2基)

・人材育成(研修実施とマニュアル作り)


*12月末を最初のゴールとし、その時点で集まった資金をベースに活動計画を見直し、情報公開をしながら目標の達成を目指します。
 

 

おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

コロナの情勢下、全世界のJICA海外協力隊員の一斉帰国後、多くの方々のご尽力のおかげで、昨年あたりからようやく、協力隊の派遣が再開されました。

私は、マダガスカル隊員の中で、派遣再開後の初隊次となります。

 

私の協力隊参加の目的の一つは、途上国の方々のお役に僅かでも立ちたいという気持ちは勿論のこと、帰国後の社会還元のためにも、“フロンティア力(共創力・突破力・変革力)を高めることにあります。

 

マダガスカルで暮らし始めて1年、そんな目的意識も片隅に持ちつつ、多くの方々に助けていただきながら、日々、学びや成長をさせていただいています。

何より、一番感銘を受けていることは、マダガスカルの人々の温和な人柄と、空が高く青いことです。

 

 

マダガスカルは、世界でも最貧国の一つであり、環境破壊も進んでしまっておりますが、日常には、人を思いやる優しい笑顔やエネルギーにあふれ、広大な大地と大空には、美しく貴重な自然や資源も、まだ残されています。

 

同じ地球上で起こっていることは、全て繋がっており、プラス・マイナスいずれの影響も、日本の方々にとっても必ず関係し、作用してきます。

 

皆さんのほんの少しのあたたかなお気持ちが、人々や地球の今と未来をより輝かせる大きなエネルギーとなります。

 

マダガスカルの現状を知っていただき、僅かでも、ご支援・ご協力いただけましたら、嬉しく幸いです。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

支援メニュー

2022年

9月

17日

バイオガスクラウドファンディング

今回のクラウドファンディングは最初の達成目標は70万円で2基のバイオガス装置の設置、住民への普及活動、人材育成を目指します。

クラウドファンディングの最初のゴールは2022年12月末に設定。その時点で集まった資金をもとに活動計画を見直し情報公開をしながら、マダガスカル住民の生活向上のために活用させていただきます。

ご協力よろしくお願いいたします。

1. 写真付き感謝状

現地写真をメインにした感謝状をお送りします。

  • 在庫あり
  • 配送期間:3-5日1
2. ビデオメッセージ

マダガスカルのみなさんからの感謝をビデオメッセージでお届けします。

  • 在庫あり
  • 配送期間:3-5日1
3. ネームプレートへのお名前の刻印

バイオガス装置が設置された際にはネームプレートへのお名前の刻印、至らなかった際には人材育成用パンフレットにお名前をご紹介します。

¥10,000
カートに追加
  • 在庫あり
  • 配送期間:3-5日1
4. マダガスカルラジオでのご紹介

現地ラジオでオンエアしている「ラジオみらい」でのお名前の紹介、もしくは出演機会をご提供します。また、エコロジーオンラインに半年間のバナー広告をご提供します。

¥30,000
カートに追加
  • 在庫あり
  • 配送期間:3-5日1
5. プレミアム支援セット

感謝状、ビデオレター、お名前の掲示、ラジオへの出演機会のセットメニューになります。

¥50,000
カートに追加
  • 在庫あり
  • 配送期間:3-5日1
6. ネーミングライツ

設置されたバイオガス装置に一基に対するネーミングライツをご提供します。

¥300,000
カートに追加
  • 在庫あり
  • 配送期間:3-5日1
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活動報告

2022年

10月

01日

アンチラベではバイオガス装備設置の要望が高まっています。

9/26は、私の家の近くにある、貧しい家庭の子どもたちを受け入れている、私立学校から要望をいただき、バイオガスの簡単な説明に行ってきました!

 

そこには、20〜30名ほどの児童やスタッフがおり、バイオガスを普及させる背景やメリット、どんな装置なのか等について説明すると、熱心に耳を傾けていました。

 

近くに牛を飼われているそうで、ここに設置できないか、要望や相談もいただきました。

 

もし有難く、クラウドファンディングで目標額よりさらに多くいただくことができれば、この学校にも設置でき、子どもたちの未来や可能性が広がるのではと、感じました。

 

引き続き、ご支援ご協力、どうぞ宜しくお願いいたします。

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2022年

9月

29日

クラウドファンディング目標の7割を達成! ついに実現、パイロットモデル基の点火式

マダガスカルに来て、ちょうど一年…☺️🍃

 

 

一つ、大きな夢が叶いました🙇‍♀️💫

それは、活動当初から思い描いていた、私の任地アンチラベでの、バイオガス基の設置🌈

 

 

9/23には、8/5に着工し8/27に完成した(工事2週間、ガス充填2週間)、地下型バイオガスパイロットモデル基の、お披露目&点火式が、ついに実現☺️✨

 

クラウドファンディングも目標の7割が達成したとの報告があり、このモデル基の体験をもとに、あと2基の設置を目指します。

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2022年

9月

26日

おかげさまでクラウドファンディングの目標の6割を達成しました!

一足先に完成したバイオガスプラントの建設スタート時に鍬をいれる中田里穂隊員
一足先に完成したバイオガスプラントの建設スタート時に鍬をいれる中田里穂隊員

9月20日に始めたクラウドファンディング『<バイオガス×SDGs>牛のうんちがマダガスカルを救う! 』が開始後6日にして444,000円(お申込額)を達成しました。

これで70万円の目標の6割を達成したことになります。

マダガスカルではクラウドファンディングに先行して建設したモデル設備が完成しました。23日には地元の住民の皆さん50人をゲストに迎え、バイオガスの点灯式を行いました。その様子については後日、レポートをアップいたします。

目標にはまだ25万を越えるご支援が必要です。引き続きのご支援よろしくお願いいたします。

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2022年

9月

20日

<牛のうんちが地球を救う!>クラウドファンディングが始まりました。

9月20日、マダガスカルでのバイオガス装備の設置に向けたクラウドファンディングが始まりました。12月末までの3か月をマダガスカルの皆さんのために思いっきり走ろうと思います。

エコロジーオンラインがバイオガスの事業に関わって7年になりますが、今回は現地に派遣された海外協力隊の中田里穂さんとの協働事業になります。

海外協力隊の任期は2年。現地の事業に心を残しながら帰国する隊員も多く、これまでも現地に設立したNGOのマダガスカル・みらいがその受け皿として頑張ってきました。

中田さんの派遣期間が終わっても、日本のエコロジーオンライン、マダガスカルのマダガスカル・みらいが継続的にサポートしていく体制を組んでいきます。

ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

<バイオガス×SDGs>牛のうんちがマダガスカルを救う! 温暖化を防止し、森林を守り、子どもの命を守るバイオガス装備の設置活動にご協力ください!

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