
Business Insider Japanが19日、「我々は「6度目の大量絶滅」の過程にいる? 昆虫の減少が表す危険なサイン」とする記事を配信している。
昆虫の減少につながる原因として農薬の使用があげられているが、それに関連する情報でフランスがネオニコチノイド系殺虫剤5種類を使用禁止にするという記事をテレグラフ紙に見つけた。
ニュースを伝えたテレグラフ紙によれば、EUでは一昨年12月、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアミトキサムの3種類の使用を禁止。フランスはさらに厳しく、チアクロプリド、アセタミプリドを加えたネオニコチノイド系殺虫剤5種類を屋外、屋内の区別なく禁止することにしたという。
ネオニコチノイドは害虫の中枢神経系を攻撃する殺虫剤だが、花粉を媒介するハチの精子数に減少をもたらし、記憶や帰巣本能をかく乱させることがわかってきた。
だが、こうした動きに反発する農家もいる。自分たちだけがネオニコチノイド系殺虫剤を使えないとなると、国際的な競争力が失われるというのだ。また、これらの殺虫剤を禁止しても、他の農薬に置き換わるだけだと主張する農家もいる。
日本に関していうと、ネオニコチノイド系殺虫剤は禁止されておらず、「特別栽培」ブランドの農作物など、農薬の量を減らすためにネオニコチノイドなどのより強い殺虫剤が使われていると専門家は指摘する。
国連は昨年、ハチや蝶などの花粉を媒介する無脊椎動物の4割が絶滅の危惧にあることを発表した。
「沈黙の春」の到来を防ぐためにも、農薬の使用方法を考え直す時期に来ている。
<参照リンク>
France becomes first country in Europe to ban all five pesticides killing bees
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部
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