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気候変動の被害者たち(18) 地球温暖化でアオウミガメの赤ちゃんの99%がメスに!

グレート・バリア・リーフを泳ぐアオウミガメ Jurriaan Persyn / CC BY-NC 2.0
グレート・バリア・リーフを泳ぐアオウミガメ Jurriaan Persyn / CC BY-NC 2.0

オーストラリアの北東岸に広がるグレート・バリア・リーフは世界最大のサンゴ礁地帯だ。

海水温の上昇によるサンゴの白化現象など、地球規模の気候変動に大きな影響を受けていることがわかっている。

このグレート・バリア・リーフを代表する生き物がウミガメ。毎年、多くの観光客がウミガメの産卵や生態の観察に訪れる。

そんなウミガメに大きな危機が迫っている。

グレート・バリア・リーフで誕生するアオウミガメのほとんどがメスになってしまっているのだ。

200,000匹のアオウミガメたちが卵を産むレイン島はグレート・バリア・リーフの北部に位置する。この地域で生まれるアオウミガメの99%がメスであることがCurrent Biologyに発表されたのだ。

アオウミガメは孵化する間の気温によってオスとメスが決まる。29.3℃よりも熱くなるとメスが誕生し、寒くなるとオスが誕生する。グレート・バリア・リーフは赤道より南にあるため、レイン島など北部の気温は高い。そのためほとんどがメスになってしまった。

一方、南部に関してはまだメス化の比率は低い。それでも65%~69%の割合でメスが生まれて来るという。

カメの寿命は60年~70年。温暖化がここまでひどくない時期に生まれたオスのカメも多いため、すぐにアオウミガメが絶滅することはない。だが、今後の温暖化の進行状況によっては絶滅も危惧される。

彼らが孵化する海岸に日よけを設置したり、冷たい水を散布するなどの対策がとられれば絶滅は防げると関係者は語る。

だが、地球温暖化を防止できればそれに越したことはない。パリ協定で決まった気温上昇を2度未満に抑える共通目標に向かって世界が歩んでいくことが必要になる。

<参照リンク>
Environmental Warming and Feminization of One of the Largest Sea Turtle Populations in the World
Climate change is turning 99 percent of these baby sea turtles female

翻訳・文 / ライツフォーグリーン

 

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