· 

戦争が気候危機を加速させる! イスラエルのガザ侵攻が地球に与える甚大な影響

かつてのガザを取り戻すためにはニュージーランド相当のCO2が排出される Photo by Catholic Church England and Wales
かつてのガザを取り戻すためにはニュージーランド相当のCO2が排出される Photo by Catholic Church England and Wales

10月7日のハマスの大規模攻撃がきっかけとなったイスラエルのガザ侵攻から3ヶ月が経った。この戦争によって大量のCO2が排出されたが、なんと中央アフリカ共和国など気候変動で被害を受ける国々の年間排出量を超えていることがわかってきた。

 

実際に排出されたとされるCO2は二酸化炭素換算で281,000トン。石炭を150,000トン燃やしたことに相当する。その多くが米軍の空路の輸送やイスラエルの戦闘機から排出されたもの。他には地上侵攻に伴う戦闘や地上軍の移動から出るCO2が含まれる。ハマスの攻撃から排出されたのは713トンだった。この数字は全体を把握したものではななく、現実にはさらに多くのCO2が排出されたのではないかと見られている。

 

一方、侵攻によって破壊されたガザの建築物を現状の工法で再生すると3千万トンのCO2が排出される。この排出量はニュージランドの年間排出量に匹敵し、スリランカ、レバノン、ウルグアイなどの排出量を超えると言われる。

 

戦闘が終結しても様々な有害化学物資の影響は残る。パレスチナが、気候変動によって気温が上昇し、渇水や海面上昇によって水や食糧が危機的な状況にあることを考えると、復興への道筋は並大抵なものではない。

 

すでに23,000人の貴重な命が失われた。

 

これまで戦争から排出されるCO2はかえりみられることはなかった。

パレスチナの未来のためにも、地球の未来のためにも、世界が手を尽くして即時終戦を目指す以外に選択肢はないのだ。


<参照リンク>

Emissions from Israel’s war in Gaza have ‘immense’ effect on climate catastrophe


翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部

www.eco-online.org Blog Feed

<マサチューセッツ工科大学発!> 気候変動のスピードが生物の適応力を超えるとき (月, 29 6月 2026)
>> 続きを読む

豊かさの偏りが生む環境破壊 上位10%の消費が握る、地球の未来!? (Mon, 22 Jun 2026)
>> 続きを読む

大西洋南北熱塩循環は止まらない!? 崩壊が恐れられた海洋循環の隠れた粘り強さ (Sun, 14 Jun 2026)
>> 続きを読む

お豆腐とチーズの落とし物から生まれた、地球を冷やす小さな魔法 (Sun, 14 Jun 2026)
>> 続きを読む

排出量の増加、水資源の枯渇、土地の消失・・・。 国連科学者:AIは数十億人の天然資源を脅かしている! (Sun, 07 Jun 2026)
>> 続きを読む

温暖化で増える心血管疾患 米ケース・ウェスタン・リザーブ大学 (Mon, 01 Jun 2026)
>> 続きを読む

希望が見え始めた地球の未来! 書きかえられたディストピアストーリー (Mon, 01 Jun 2026)
>> 続きを読む

とまらない地球温暖化 この5年はさらなる気候現象が続々! 国連発表 (Mon, 01 Jun 2026)
>> 続きを読む

山火事の煙から身を守るための知恵 私たちの呼吸と健康を守る行動 (Mon, 18 May 2026)
>> 続きを読む

7つのグラフが映し出す地球のSOS! 気候危機の現在地を知る (Sun, 03 May 2026)
>> 続きを読む

«一つ前のページへ戻る