
10月7日のハマスの大規模攻撃がきっかけとなったイスラエルのガザ侵攻から3ヶ月が経った。この戦争によって大量のCO2が排出されたが、なんと中央アフリカ共和国など気候変動で被害を受ける国々の年間排出量を超えていることがわかってきた。
実際に排出されたとされるCO2は二酸化炭素換算で281,000トン。石炭を150,000トン燃やしたことに相当する。その多くが米軍の空路の輸送やイスラエルの戦闘機から排出されたもの。他には地上侵攻に伴う戦闘や地上軍の移動から出るCO2が含まれる。ハマスの攻撃から排出されたのは713トンだった。この数字は全体を把握したものではななく、現実にはさらに多くのCO2が排出されたのではないかと見られている。
一方、侵攻によって破壊されたガザの建築物を現状の工法で再生すると3千万トンのCO2が排出される。この排出量はニュージランドの年間排出量に匹敵し、スリランカ、レバノン、ウルグアイなどの排出量を超えると言われる。
戦闘が終結しても様々な有害化学物資の影響は残る。パレスチナが、気候変動によって気温が上昇し、渇水や海面上昇によって水や食糧が危機的な状況にあることを考えると、復興への道筋は並大抵なものではない。
すでに23,000人の貴重な命が失われた。
これまで戦争から排出されるCO2はかえりみられることはなかった。
パレスチナの未来のためにも、地球の未来のためにも、世界が手を尽くして即時終戦を目指す以外に選択肢はないのだ。
<参照リンク>
Emissions from Israel’s war in Gaza have ‘immense’ effect on climate catastrophe
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部
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