８月７日、環境省の「持続可能な開発目標（SDGs）を活用した地域の環境課題と社会課題を同時解決するための民間活動支援事業」を受託した団体が全国から集まり、国連大学2 階 レセプション・ホールにてキックオフのイベントが行われた。

エコロジーオンラインは飯山市で里山保全に関わる仲間とともに、里山ウェルネス研究会を立ち上げ、飯山の里山をブランド化し、障がい者雇用を促進する環境と福祉の課題を同時解決する事業に２年にわたってチャレンジする。

集まった全国の団体からは、農業分野でのSDGｓの取り組み、木質バイオマスを活用した地域活性化、温泉街をSDGｓで活性化するプロジェクトなど、多様なビジョンがシェアされ、ポスターセッションをとおして相互の意見交換が行われた。

エコロジーオンラインが代表団体を務める事業に関しては、長野県がSDGｓ未来都市として国から選定されたことから、長野県と連携しながら飯山市を舞台として進めることになる。人手不足で進まない里山の保全を障がい者雇用を場として活用していくために必要となるノウハウを積み上げて全国に発信する役を担う。

キックオフに集まった地域において、少子高齢化による地域の担い手不足という課題は各地で共通するものだった。その課題をいかに解決していくか。今回できたネットワークを生かして進めていきたいと思う。

エコロジーオンライン理事長　上岡　裕