期待が高まる「第3のエコカー」

 いま、注目されているエコカーは、電気自動車や、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車だ。ところが、これらの車は価格が高めという問題がある。また、電気自動車は一度の充電であまり長距離を走れないという問題も抱えている。そんな中で注目を集め始めているのが「第3のエコカー」だ。

 電気自動車やハイブリッド車に次ぐエコカーという意味だが、その正体は燃費がいいガソリン車のことだ。火付け役となったのは、マツダが2011年6月に発表した「デミオ」という車だった。エンジンの改良やアイドリングストップ機構などで構成された「スカイアクティブ」という低燃費技術を搭載したことにより、ガソリン1リットルで 30kmも走れる。これはハイブリッド車並みの燃費だ。
 さらに9月にはダイハツがガソリン1リットルで32km走る軽自動車「ミラ イース」を発売。エンジンの改良や、車体の軽量化、アイドリングストップなどを組み合わせて、驚異的な燃費を実現した。
これら、第3のエコカーの最大の特徴は、ガソリン車なので、買い求めやすい価格ということ。エコカーに乗りたくても、値段の高さで足踏みしている人たちにはうれしい車と言えるだろう。

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