バイオガスで大成功!北海道鹿追町の挑戦!!

なんと北海道にチョウザメが!バイオガスの余熱でキャビアができる!?
なんと北海道にチョウザメが!バイオガスの余熱でキャビアができる!?

ソーラーシティ・ジャパンの吉田の北海道レポートです。下川町からクラブヴォーバンチームと一人別れて向かった先は帯広。

折角北海道まで来て北海道バイオマスリサーチ(株)さんを訪ねないわけにはいきません。

代表の菊池社長は3月にソーラーシティ・ジャパンと足利工業大学の共催で行ったシンポジウムで講演&パネルディスカッションにご登壇いただきました。

ただ、多忙を極める菊池社長は東京で別イベントに参加のため、スタッフの南部さんに無理言ってお付き合いいただき、前日に素敵なお食事をご準備いただきました。しかも、南部さんその日が誕生日で、何が悲しくてわたしの相手をしなくちゃならないのか・・・^^;

何から何まで大変恐縮でございます<m(__)m>

わたし自身バイオガス施設を見たことがなかったので、何が何でもそれを実現したかったんです。

そうして、憧れの鹿追町環境保全センターへ!

 

早速ゲートでは集荷した糞尿の重量を計っていました。

 

北海道バイオマスリサーチ(株)さんが同施設設立に深く係った経緯もあり、南部さんが詳細にこちらをご案内していただけたんです。

わたしは廃棄物からつくるエネルギーは自然エネルギーと同等の価値があると思っていて、特に地域の“困り物”を有効活用することは最大の価値であることは間違いありません。

ここ鹿追町で言えば、乳牛の糞尿です。

年々観光客が増加するのは有難いことですが、やはり、この糞尿の臭いはどうしてもマイナスポイント。

さりとて、町の重要産業である酪農をやめるわけには当然いきません。

そこで、考えられたのがこの糞尿からメタンを取り出しエネルギーに変えるバイオガスです。この処理規模は1日94.8t、1,870頭(成牛換算)の糞尿を処理できる国内でも有数な規模。

そこで、得られるエネルギーは1日4,500kwh!一般家庭の450戸の電力が賄えます。


そこで排出される“消化液”は大変貴重な液肥となり、農家の優秀な肥料にもなります。

 

素朴な疑問に乳牛の糞尿でなく、肉牛だと出来ないのかな?と思って質問をすると、肉牛は少し固くて嫌気性メタンを取り出すにはほとんど液状の乳牛糞尿が適しているそうです。

もちろん、肉牛の糞尿は肥料化させる方へまわします。

安心してください。まだまだありますよ。

ガス発電機から得られる発生熱を育苗用ハウスの加温、今年から開始されたマンゴー、さつまいも用保管庫にも利用されます。

細かく温水をまんべんなく配ります
細かく温水をまんべんなく配ります

 温度が一年中安定している地下水を熱交換するので更に効率が良いです。

これだけでは終わりません。

これまた余剰熱を利用してチョウザメを飼育しています。水温15~20℃が適温といわれ、その加温として。

オスは食用、メスは食用&キャビアになり、これも貴重な売り上げに貢献しているんですね。

日本ハムの中田選手と杉谷選手のサインが!
日本ハムの中田選手と杉谷選手のサインが!

ここでも地下水利用。

まだまだですよ。

こちらは何かと言えばバイオガスを精製してプロパンガス代替燃料をつくっています。

町用車で活躍中。

バイオガス施設内です。こちらが発酵槽。

こちらは消化液を殺菌するためにバイオガスを燃料として稼働する蒸気ボイラー。

これがバイオガス発電機。2基あるうちのこちらは190kw。

こっちは100kw。


実は平成28年4月には“瓜幕バイオガスプラント”が本格稼働します。

処理能力210t/日、発電能力1000kw!メガですメガ。

更に進化していきますね。

酪農家から専用のトラックで回収。

こんな感じで効率よく回収ができるというのが重要なポイントですね。

タイミングよく液肥をポンプ車に入れてるシーンに出会えました。

タイミングよくというか、ひっきりなしに来てるのかもしれません。

この拡散ポンプ車も北海道らしく大規模に動かすことが出来て非常に効率が良いですね。

道中いたるところにある牛舎。さすが酪農王国!!

最後に豚丼の聖地帯広にて、これまたその発祥店“ぱんちょう”でご馳走になりました。

見た目は普通の豚丼なんですが、食べてびっくり!お肉と秘伝のタレが絶妙です。

これは何度でもたべたくなるやみつき味で本当に超オススメの逸品ですね。

何から何まですっかりお世話になった北海道バイオマスリサーチ(株)の南部さんには感謝の気持ちで一杯です。本当に有難うございました。

この恩返しをすべく、これから数多くのバイオガスプラントを普及させて、南部さん達のお仕事にも貢献していきたいです。

とにもかくにもわたしの中で大変大変貴重な勉強が出来た2泊3日北海道ツアーとなりました!!

文・写真 / 吉田登志幸

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