
アメリカ合衆国魚類野生生物局が、マルハナバチの一種のラスティーパッチド・バンブルビー(学名:Bombus affinis)を絶滅危惧種に指定した。
ハチが絶滅危惧種されるのはアメリカ本土では初めてのこと。
アメリカの28州で当たり前の存在だったラスティーパッチド・バンブルビーが急激な減少を始めたのが90年代。現在までに87%も生息数が減少している。
その急激な減少の背景にあるのは生息地の減少、病気や寄生虫、農薬被害、気候変動による植物の減少などがあげられる。
小さな庭からでも自然の花が咲く環境を整え、農薬の使用を控え、自然の景観を育て、冬まで植物を残しておくことを専門かはすすめている。
ここ日本でもハチをとりまく環境は同じように厳しい。植物が実をつけるために重要な役割を持つハチがいなくなってしまうと人間の生活にも大きな影響が出る。ハチを守るためにみんなでできることを考えていきたい。
<参照リンク>
In a race against extinction, rusty patched bumble bee is listed as endangered
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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