
先週9日、地球温暖化によって生まれた熱が海洋に蓄積されていることを伝えた。
新たな研究によって海に蓄えられた熱が過去最高となったことがわかった。それまでの最高記録は2017年。2018年はその記録を塗り替えた。
この調査は水深2000mまでの熱の蓄積を対象に、1981年から2010年の平均との比較をするもので、海洋に蓄えれれたエネルギーは1995年以降、見事な右肩上がりで推移している。
海水温の上昇によって台風などが巨大化したり、かつてない豪雨が降るなどの異常気象が誘発される。昨年、西日本に起きた豪雨被害も、海水温の上昇が原因であろうとこの論文は訴える。
2018 Continues Record Global Ocean Warming
海水温の上昇は海面上昇にも大きく影響する。温められた水が膨張して海水面を押し上げるのだ。
海面上昇に対する影響はそれだけに止まらない。南極の氷が加速度的に減り続けている。南極の氷の減少を調べた別の研究によれば、1979年から90年にかけては年平均40ギガトンだった氷の減少が、2009年から2017年になると6倍の252ギガトンになっていることがわかった。
Four decades of Antarctic Ice Sheet mass balance from 1979–2017
この減少の背景にも海水温の上昇が影響している。南極の氷床の下に潜り込んだ温かな海水が棚氷を活発に溶かし、本来なら海と氷床の間で緩衝材となるはずの氷河を減少させている。こうして南極の氷が減り、海洋に水として流れ出し、海水面の上昇を招くことになる。
南極の氷がすべて溶けると57.2メートルの海面上昇が起こると言われる。そんな未来を子どもたちに残さないためにも今やるべきことを考えたい。
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部
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