
昨年夏、グレタ・トゥーンベリさん(当時15歳)が、スウェーデンで始めた学生たちの気候ストライキが世界に広がっている。
グレタさんは昨年8月、スウェーデン政府が気候変動に対して適切なアクションをとっていないとして3週間にわたって国会議事堂の前で座り込みを行った。
座り込みの終了後もこの活動を続け、スウェーデン政府が気温上昇を2度未満に抑える対策を講じるまで、毎週金曜日にストライキを続けることにした。
こうした彼女の動きは、スウェーデンのみならず、イギリス、ドイツ、ベルギー、イタリア、アメリカ、スイスなど多くの国に広がり、各地でストライキが始まっている。次の大規模ストライキは2月15日の金曜日の予定だ。
こうした生徒たちの「目覚め」に頭を悩ませている人たちがいる。
学校の校長先生たちだ。
その様子を「Pupils’ climate change strike threat poses dilemma for heads(生徒たちの気候ストライキの脅威が校長先生たちのジレンマに」として英メディアのガーディアンが伝えている。
2月15日のストライキには数千人のイギリスの子どもたちが参加すると言われ、その欠席をどう扱うかを巡って学校が揺れているのだ。
そんな学校の現状をある生徒の声としてこんな風に伝えている。
「学校の休憩室の伝言板にストライキがあることを書いておいたの。そうしたら先生たちに消されて、こういうことをここに積極的に書かないで欲しいと言われたわ。もし、ストライキに参加したら、許可のない欠席として居残りをしてもらうからね!だって。でも、そのあとこんなことも言っていた。ストライキのことを口で伝えるなら問題ないよ。君の社会的な活動についてはサポートしたいんだ」
英教育技能省の広報担当に確認したところ、欠席の扱いは各学校に任せているとしながらも、特殊な事情と校長が認めた場でない限り、学期内の欠席が許されないことは明らかだという。
これから起こる気候変動の破滅的な被害を受けるのは子どもたちだ。国連のレポートによれば、それを止めるためには12年の猶予しかない。このストライキはその「特殊な事情」に当たるはずだと欠席を認めてもらう手紙のテンプレートも出回っている。
今回がイギリス初の大規模ストライキ。次に予定される3月15日はもっと大きなうねりになるのではないか、そんな予想も出ている。
イギリスの校長先生たちが頭を抱える日々はまだまだ続きそうだ。
<参照リンク>
Fridays For Future
Pupils’ climate change strike threat poses dilemma for heads
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部
We are growing!!!!
— YouthStrike4Climate (@Strike4Youth) 2019年2月9日
*38* cities and towns across the UK striking with us on 15th February!!!!
Want to strike but not on the list yet? Get in touch - we can support you! https://t.co/jkUbyzscHA#YouthStrike4Climate #Youth4Climate #FridaysForFuture#ClimateJustice pic.twitter.com/CNvt7ODuJQ
気候ストライキへの参加を訴える英YouthStrike4Climateのツイッター
www.eco-online.org Blog Feed
寄り添う心と地球の未来:小児救急で見つめる「親子で向き合う気候不安」 (日, 18 1月 2026)>> 続きを読む
季節を刻む時計の狂い:温暖化が生き物たちの「命の数」に与える影響 (Sun, 18 Jan 2026)
>> 続きを読む
見過ごされてきた「海の価値」 気候変動がもたらす真の経済的損失は想定の2倍だった (Sun, 18 Jan 2026)
>> 続きを読む
1/11「カーボンニュートラルACTION」第4回目が放送&配信開始! (Tue, 13 Jan 2026)
>> 続きを読む
マイクロプラスチックが加速させる地球温暖化の真実 (Sun, 11 Jan 2026)
>> 続きを読む
ファッション界の「エコ」が招く皮肉な結末:リサイクル素材とマイクロプラスチックの真実 (Sun, 04 Jan 2026)
>> 続きを読む
小さなダムが起こす奇跡:ビーバーの知恵をまねた「自然再生」の力 (Sun, 04 Jan 2026)
>> 続きを読む
気候変動をめぐる「誤情報」が国家の安全保障を揺るがす理由 (Sun, 04 Jan 2026)
>> 続きを読む
21世紀半ばに訪れる氷河消失のピークはポイント・オブ・ノーリターンの象徴!? (Sat, 20 Dec 2025)
>> 続きを読む
“グリーンサンタ”としてグリーン電力証書クラファンをプレゼン! (Tue, 16 Dec 2025)
>> 続きを読む









