多様な生き方と新たなウェルビーイングの形を社会へ発信!
特定非営利活動法人エコロジーオンライン(理事長:上岡裕、以下「EOL」)が2026年5月に開設したポッドキャスト番組「当事者ラジオ 〜生きづらさを語り合う〜」が、多彩なゲストの登場により大きな盛り上がりを見せています。
本番組は、自身も脳卒中による右半身麻痺と失語症を経験したEOL理事長の上岡裕がパーソナリティを務め、病気や障害、日々の「生きづらさ」を抱える人々が等身大の言葉で交流する対話の場です。開始以来、当事者だからこそ見える独自の視点や前向きなメッセージが、多くのリスナーに希望と気づきを届けています。
今回は、番組の核となる3人の当事者ゲストのエピソードを中心に、現在までのラジオの盛り上がりとこれからの展望をお伝えいたします。
■ ラジオを盛り上げる3人の当事者ストーリー
① パーソナリティ:上岡 裕(脳卒中・失語症当事者)
かつて音楽業界や環境NPOの最前線で「伝える側」として活動していた上岡は、2年前に脳卒中を発症し失語症となりました。 「かつては伝える側だった。今は、当事者として語り合いたい」という強い想いから本番組を企画。最新の生成AI技術を駆使して言葉の困難を補完しながら、自らのリハビリ論や社会復帰のプロセスをリアルタイムに発信しています。
② ゲスト:石川 航平 氏(脳梗塞・失語症当事者)
元出版社の副編集長としてプロモーションなどを手掛け、2024年に脳梗塞を発症して失語症と右半身麻痺を抱えることとなった石川さん。「再び言葉に関わる仕事がしたい」という強い意志のもと、ライティングや歌を通じたリハビリを経て現場復帰を果たしました。現在は、多摩大学での研究や東京都三鷹市の「まちづくり研究員」としても活躍されており、「当事者だからこそ見える世界」を軸に障害者のウェルビーイングを高めるまちづくりのあり方を提唱しています。
③ ゲスト:鈴木 淳 氏(脳卒中・失語症・視覚障害当事者)
脳卒中の後遺症により、失語症と視覚障害を抱えることとなった鈴木さん。かつて環境活動などの取り組みを通じて上岡と繋がりのあった鈴木さんは、病によって仕事や経済的な基盤を失うという大きな試練に直面しました。しかし、「人生を治すのは自分」という強い信念のもと、大好きな音楽をリハビリの糧として紡ぎながら、当事者ならではの視点でこれからの人生やリハビリの本質を穏やかに語り合っています。
④ ゲスト:江原 幸源 氏(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)当事者)
群馬県で造園業を営む江原さんは、2年前に診断を受け、それまでの体の違和感の理由を知って「救われた」と語ります。それをきっかけにマインドが大きく変わり、アーティスト・白井貴子さんやエコロジーオンラインとの出会いを経て行動力が一気に開花。病気を悲観せず、障害の有無に関わらず誰もが個性を活かして働ける環境づくりや、環境に配慮した里山再生、次世代へ繋ぐ庭づくりへの熱い想いを語っています。
■ できないことより「できること」を。広がる共感の輪
番組では、単なる闘病記に留まらず、「当事者研究」や「AI・音楽を取り入れた次世代リハビリ術」、そして障害を個性に変えるインクルーシブな働き方や地域づくりなど、未来志向のテーマが語り合われています。
江原氏の「できないことより、できることに目を向ける」という前向きな姿勢や、石川氏の「当事者目線のまちづくり」、鈴木氏の「自立への歩み」など、それぞれの具体的な実践とメッセージは、同じ悩みを抱える当事者や家族だけでなく、多様性(ダイバーシティ)や働き方改革を模索する企業・自治体からも大きな反響を呼んでいます。
「病気や障害を得ることは、人生の終わりではない」――最新テクノロジーや音楽、そして何より人との対話を通じて、生きづらさを強みへと変えていく彼らの声は、これからの多様性社会における新たなウェルビーイングの形を示しています。
■ 番組概要
番組名: 当事者ラジオ 〜生きづらさを語り合う〜
配信媒体: エコロジーオンライン公式サイト内( https://www.eco-online.org/radio )
企画・制作: 特定非営利活動法人エコロジーオンライン










