里山バイオガスで世界をつなごう! 上岡理事長チェンマイを行く ~1~

タイの農場で出会ったバイオガス調理器
タイの農場で出会ったバイオガス調理器

里山エネルギー株式会社はエコロジーオンラインから生まれた会社。世界のあちこちで小さなエネルギーを開発しています。

3月、JICAからの委託事業で訪れたマダガスカルでは、森を守るために薪や炭の消費を減らす商品の製造・販売の可能性を調査しました。

その訪問であちこちに牛のウンチが垂れ流されているのを見つけてしまった。なんとかこのウンチをエネルギーに変えたい!そんな思いからタイへのバイオガスの旅が始まりました。

マダガスカルを調査のためにクルマで走っていると牛を連れた人たちに出会います。

彼らは貴重な現金収入を得るため、森を切り倒し、そこを草地に変え、牛を育てます。

こうしてマダガスカルの森は、草地になり、農地に変わり、薪や炭として切られ、安い建築資材として輸出され、どんどん減少してきました。

それを止めることを「ビジネス」として手がけようというのが里山エネルギーの取り組みです。

国道沿いにはそうした人たちが暮らす村があります。

赤い土を固めてできた小さな家がかわいく丘に点在しています。

クルマを下りて風景の写真を撮っていると、子どもたちが物珍しそうに集まってきます。

彼らの満面の笑顔に調査の緊張もほぐされます。

ニコニコしながら集まってくるマダガスカルの子どもたち
ニコニコしながら集まってくるマダガスカルの子どもたち

このコミュニティにあった井戸は外国からやってきたNGOによって掘られたもの。生活を支える大切な水として活用されています。

マダガスカルにはまだ、水道が通っていない地域も多く、こうしてNGOによって掘られた井戸をあちこちに見かけます。

この水場は彼らにとって重要な場であり、コミュニティーの中心に存在しています。

日本人にとっては水場は清浄な場であり、清潔に保たれているのが普通。ところがマダガスカルは違います。ほんの数メートル横を見てみると、そこで牛が飼われていて、糞尿が垂れ流され、井戸の付近まで汚水が押しよせています。


こんな状況は衛生的に良くないのではないだろうか。なんとかこの牛のウンチを処理してあげたい。

そう感じた時に頭に浮かんだのが「バイオガス」です。

家畜の糞尿や生ごみ、下水処理場の汚泥などからもエネルギーがつくれることを思い出したのです。(続く)

里山バイオガスで世界をつなごう! 上岡理事長チェンマイを行く ~2~

エコロジーオンライン理事長 / 上岡 裕

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