グリーンパワーなライフスタイルを求めて ~エコロジーオンラインの16年の歩み~②

お台場潮風公園に完成した都民共同発電所「ひだまり~な」
お台場潮風公園に完成した都民共同発電所「ひだまり~な」

ライブの現場にグリーン電力証書を導入することに成功した僕らは、次に音楽づくりでもグリーン電力証書が使われる流れをつくった。乃木坂にあるソニー・ミュージックスタジオで、グリーン電力証書の導入が決まったのだ。ロックアーティストの浜田省吾さんのアルバムもこのスタジオで録音され、グリーン電力を使ったことが大きな話題となった。こうした取り組みが呼び水となって、音楽、スポーツ、エンタテイメント施設など、さまざまな場でグリーン電力証書が活用されるようになっていった。

お台場に誕生! 太陽光発電施設「ひだまり~な」

涙を流すホッキョクグマ「そらべあ」が誕生!
涙を流すホッキョクグマ「そらべあ」が誕生!

こうしたエコロジーオンラインの活動を知った東京都から、新たなグリーンパワー事業で声がかかった。市民共同発電所を都民と一緒にお台場につくりたいというのだ。

僕らが最初に検討したのは風力発電だった。だが、お台場全体の景観や経済性の問題などがあり、風力発電の建設は断念することになった。次に検討したのが、蓄電池を併設し、非常時の電源供給や、イベント時にグリーン電力の活用ができる太陽光発電施設をつくることだった。

都民に興味を持ってもらうため、Yahoo! JAPANにチャリティ企画を持ち込み、有名ミュージシャンにもコメントをもらい、コンサートの収益の一部を寄付してもらうなど、様々なキャンペーンを実施した。当時、グリーン電力証書などの活用に積極的だったのがソニーだった。彼らに協力を要請したところ、提案されたのが銀座のソニービルを活用して寄付を集めることだった。

寄付を集めるにしても、誰が呼びかけるかによって収益が大きくかわってくる。最終的に発電所ができるかどうかわからないため、責任問題が生じる有名人には依頼しづらい。そこで僕らは一計を案じ、このキャンペーンのための環境キャラクターをつくることにしたのだ。

そこである会社に、地球温暖化で絶滅危惧種になったホッキョクグマのキャラクターをつくるよう持ちかけた。その提案に対して、有名デザイナーのShinzi Katohがなみだを流すホッキョクグマのキャラクターを描いてくれた。

「ひだまり~な」は潮風公園でのガンダムの展示に電力を提供!
「ひだまり~な」は潮風公園でのガンダムの展示に電力を提供!

なみだを流すなんていう前代未聞のキャラが受けるかどうかわからない。だが、地球温暖化の深刻さを伝えるにはこのくらいインパクトがあってもいいだろうということで、「そらべあ」と名づけ、彼らを核にキャンペーンを練り直した。

その後、ホッキョクグマのなみだに共感する人たちが増え、絵本も生まれ、太陽光発電施設をつくるために必要な金額が寄付で集まった。その結果、お台場の潮風公園に「ひだまり~な」という太陽光発電施設が完成した。

文 / エコロジーオンライン理事長 上岡 裕

/ / /

www.eco-online.org Blog Feed

「パーソナルソング」の東京上映会が終了しました! (火, 22 8月 2017)
>> 続きを読む

認知症ケアのためのiPodを求めています! (金, 18 8月 2017)
>> 続きを読む

環境省とともに「WORLD HAPPINESS 2017」にブース出展をしました。 (水, 09 8月 2017)
>> 続きを読む

19日開催 ~1000ドルの薬より、1曲の音楽を!~ 「パーソナルソング」東京上映会 (水, 09 8月 2017)
>> 続きを読む

地球温暖化で賢くなった!? 自ら水を大切にし始めた植物たち (火, 01 8月 2017)
>> 続きを読む

【Biophilia】スマートカーは「美しい地球」を守れるか (木, 13 7月 2017)
>> 続きを読む

【RADIO SAKAMOTO】ソーラーパワートラックが「WORLD HAPPINESS 2017」のサブステージに! (火, 11 7月 2017)
>> 続きを読む

里山エネルギーの取り組みがテレビ、新聞に紹介されました。 (月, 10 7月 2017)
>> 続きを読む

【里山エネルギー】7月5日、佐野市役所でJICA中小企業支援事業報告会を開催しました。 (土, 08 7月 2017)
>> 続きを読む

Forest Good 2017 間伐・間伐材利用コンクール連動企画 女子美術大学と森のキャラクターづくりで協働 クラウドファンディングでかわいい間伐材商品を製作 (金, 30 6月 2017)
>> 続きを読む

«一つ前のページへ戻る