米コロラド州ボルダ―のスザンヌ・ジョーンズ市長は、2030年までに同市が100%自然エネルギーを採用することを約束すると発表した。
ボルダーは、風力発電や太陽光発電などのクリーンな再生可能エネルギーを採用することを約束した17番目のアメリカの都市となる。コロラド州ではアスペンに続き、100%クリーンエネルギーをする公約を掲げた2番目の都市となった。
Mayor Jones of @cityofboulderCO is #Readyfor100 pic.twitter.com/L0Y1s4lpd1
— Jodie Van Horn (@loves2jodel) 2016年8月31日
この発表が行われたのは2030年までに全米の都市を100%クリーンエネルギーへ移行させることを各地で手がけるレディ・フォー・ワンハンドレッド・キャンペーンのイベントのなかでのことだった。
「ボルダーは2050年までに温室効果ガス排出量の80%削減を達成する戦略の一環として、2030年までに100%再生可能エネルギーを達成することにチャレンジをします。気候変動はまさに私たちの時代の課題であり、人々の生き方を根本的に変えてしまう恐れがあります。
私たちはすでに年を追うごとに激しくなり、頻繁に襲うようになった猛暑や、山火事、積雪の減少、干ばつ、異常気象などを体験しています。しかし、米国議会がこの気候変動問題に対処するつもりがないことが次第に明らかになりつつあります。だからこそボルダーなどのような都市がこの問題をリードする必要があるのです。
持続可能な未来をつくるため、時代遅れの汚れた化石燃料から、クリーンで再生可能なエネルギーに移行させましょう。ボルダーはコロラド州全体の模範として行動するのです」
こうスザンヌ・ジョーンズ市長は力説する。
すでにアメリカには100%クリーンエネルギーを宣言した都市が17も存在することも驚きだが、国の対応を待たずに自らが行動に移す勇気ある自治体が生まれてきていることに希望を感じる。日本の自治体でもこうした動きが広がってくることを期待したい。
<参照リンク>
Boulder Commits to 100% Clean
Energy
Ready for 100
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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