2017年、ソーラーパネルはカラフルに進化する!

“なんかどこでも一緒~!”の太陽光発電もいよいよカラフルに進化しそうです。
“なんかどこでも一緒~!”の太陽光発電もいよいよカラフルに進化しそうです。

平成24年から始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度で、日本のあらゆるところで太陽光発電を見かけるようになった。

「地球にやさしい自然エネルギーが増えるのは良いけれど、すべてが黒系統の同じ色のパネルなのはいかがなものか」

そう思っている人も多いのでないだろうか。

グリーンツーリズムで農村に旅行客を呼ぶのにも景観は大切。自然の緑にマッチする色のソーラーパネルはないものだろうか。


そんなことを考えている人たちが「待ってました!」と喜びの声をあげるプロジェクトがアメリカに存在する。ボストン生まれのベンチャー企業 Sistine Solar が手がける「ソーラースキン」だ。

マサチューセッツ工科大学のビジネススクールで学んでいたふたりの若者が「ソーラーパネルの見た目を美しくすると、もっと売れるんじゃないだろうか」と考えたのが創業のきっかけだ。

一般的なソーラーパネルに特定の色だけを反射する層をもう一つ上乗せしたシンプルな構造で、タイル、スレート、木製屋根などに見えるような加工を施した。この技術を応用すれば発電する芝生の屋根に変えることだって可能だ。

そこで気になるのはパネルの変換効率と価格だろう。彼らのウェブによればパネルの効率は15~17%、価格は通常のソーラーパネルにちょっと価格を上乗せすれば手に入るらしい。アメリカでは2017年からの設置を予約が始まった。

日本でもはやく農村の景観にあうソーラーパネルを見てみたいものだ。

<参照リンク>
Sistine Solar 
The New Green Roof: Solar Panels That Change Colors

翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所

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