宇都宮大学とFM栃木、そしてエコロジーオンラインが協働したラジオ「カーボンニュートラルACTION」の第5回が、2月8日に放送されました。
今回は、クラフトワーク株式会社の専務取締役・益子暁弐さんと熱利用チームエンジニア・田島優さんにお話を伺いました。
私たちは一日の中で、どれほど「無意識」にプラスチックを手に取っているだろうか。コンビニで手渡されるスプーン、カフェのストロー、商品を包む過剰なビニール。それらはあまりに日常に溶け込みすぎており、私たちは深く考えることもなく「自動操縦」のようにそれらを受け入れ、そして捨てている。
学術誌『サイエンティフィック・リポーツ』に掲載された最新の研究は、この無意識の習慣にブレーキをかける意外な方法を提示した。それが「マインドフルネス」である。マインドフルネスとは、今この瞬間の体験に評価を加えず、静かに注意を向ける心のあり方を指す。この「心の静寂」が、実は深刻なプラスチック汚染を解決するための強力な武器になるというのだ。
2026年、世界中の視線がイタリアの美しいアルプス、ミラノとコルティナ・ダンペッツォに注がれている。雪と氷の祭典である冬季オリンピックは、人々に勇気と感動を与えてくれる。しかし、その華やかな舞台の裏側で、冬そのものが静かに姿を消そうとしている。気候調査機関「クライメート・セントラル」の報告によれば、温暖化の影響で、将来的に冬季オリンピックを開催できる都市が激減するという、切実な未来が浮かび上がっている。
小児救急外来(ER)と聞くと、多くの人は骨折や突然の発熱といった身体的な怪我や病気を治療する場所を思い浮かべるだろう。しかし、現代の救急外来を訪れる子どもや若者たちの心には、目に見えない深い不安が影を落としていることがある。
それは、急速に変化する地球の未来に対する恐怖や無力感——「気候不安」だ。学術誌『INQUIRY』に掲載された最新の論文は、この新しい心の課題に対し、若者本人だけでなく保護者もセットで支える「ダイアド(二人組)アプローチ」の重要性を説いている。
自然界には、決まった時期に花が咲き、鳥が渡り、動物が子を育てるという「命のカレンダー」が存在する。科学の世界ではこれをフェノロジー(生物季節)と呼ぶ。
今、地球温暖化によってこのカレンダーが世界中で狂い始めており、それが生き物たちの個体数にどのような影響を与えているのか。学術誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に掲載された最新の研究は、脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類)を対象とした大規模な調査により、その深刻なメカニズムを解き明かした。
地球の表面の約7割を占める青い海は、私たちが生きていくために欠かせない恵みを与えてくれる存在だ。しかし、これまで気候変動が世界経済に与える影響を計算する際、この広大な海が受けているダメージは、驚くほど過小評価されてきた。
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究チームが発表した最新の調査は、海洋への影響を正しく算入すると、気候変動による経済的な損失額は、従来の想定の「約2倍」にまで膨れ上がることを明らかにしている。
宇都宮大学とFM栃木、そしてエコロジーオンラインが協働したラジオ「カーボンニュートラルACTION」の第4回が、1月11日に放送されました。
今回は、有限会社福富住宅、代表取締役社長で一級建築士の渡邊雄二さんにお話を伺いました。
理事長も失語症DJとして出演しております。
私たちの生活に欠かせないプラスチックは、今や目に見えないほど細かな「マイクロプラスチック」となり、北極の雪から深海にいたるまで、地球のあらゆる場所に広がっている。
これまでは主に「海洋汚染」や「生態系への影響」という文脈で語られてきたが、最新の研究は、これらの小さな粒子が「地球温暖化を直接加速させる要因」になっているという衝撃的な事実を明らかにしている。プラスチック問題は単なるゴミの問題ではなく、気候変動そのものと深く結びついているのだ。
私たちのクローゼットに並ぶ「リサイクル素材使用」のタグが付いた服。地球に優しい選択をしたつもりでも、実はそれが思わぬ形で環境を傷つけているかもしれない。環境団体「Changing Markets Foundation」が発表した最新の報告書は、ファッション業界が推進する現在の「グリーン戦略」が、皮肉にもマイクロプラスチック汚染を悪化させている実態を明らかにしている。
自然界には、自分たちの暮らしを通じて周囲の環境を劇的に変えてしまう「生態系のエンジニア」たちがいる。その代表格がビーバーだ。彼らが川に作るダムは、水の流れを緩やかにし、豊かな湿地を作り出す。ワシントン州立大学(WSU)が発表した最新の研究は、人間がビーバーのダムを模倣して作る「ビーバー模倣構造(BDA:Beaver Dam Analogues)」が、想像以上に多岐にわたる生態学的メリットをもたらしていることを明らかにした。失われつつある川の活力を取り戻すための、この小さくて優しい試みが今、大きな注目を集めている。