百年を経て蘇る田中正造の伝言~田中正造没後100年記念プロジェクト~

2013年は田中正造が没して百年の節目の年となります。正造の没後、大正、昭和、平成と時代が進み、足尾鉱毒事件のような公害は起きないだろうと誰もが高をくくっていた矢先に起きたのが福島原発の放射能汚染事故ではないでしょうか。私たちがそこで目の当たりにしたのは百年前と何ら変わらない政治家たちの対応でした。私たちが生きるこの現代社会にも田中正造が立ち向かったものと同じ「魔」が潜んでいたのです。その「魔」と最期まで闘い続けた田中正造の言葉の中に現代に生きる私たちが学べることがきっとたくさんあるはずです。そんな思いからこの「百年を経て蘇る田中正造の伝言」というキャンペーンを始めることにいたしました。みなさまの日々の環境活動の糧としていただければ思います。

 

*Facebookのキャンペーンはこちらからご覧ください。

2013年

7月

06日

「真の文明ハ 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さゞるべし」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

足尾銅山の繁栄は、渡良瀬川流域を死の川とし、村の自治を破壊し、鉱毒により田畑を荒らし、人の命をも奪った。これが本当の文明であろうかと正造は問うた。私たちは同じ構図を福島で目の当たりにしたのだ。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ(2012年12月16日初出)

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2013年

7月

05日

「天の監督を仰がざれば凡人堕落。国民、監督を怠れば、治者盗を為す」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

政治家が、正義とか道徳があることを忘れて政治を行えば、民衆は本質を失い堕落する。そうさせないために国民は、政治家を絶えず監視しなければならない。また、その監視を怠れば政治家は国民を騙し、盗みをするというものである。 (渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ(2012年12月7日初出)

 

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2012年

12月

16日

「真人無為而多事(シンジンムイニシテ シカシテ タジ)」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

まことの人は、さりげなく世の不正を見逃さず、さりげなくそして敢然と闘っていて、そして大変忙しい。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

15日

「辛酸亦入佳境(シンサン マタ カキョウニイル)」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

谷中村村民はどん底の中で国や古河鉱業と闘いつつ、毎日の生活の糧を得ながら生きている。その中で大洪水に襲われ仮小屋が流される。このような状態を詠んだもの。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

13日

「水を清めざれバ止ます 水を清めて毒に殺さるゝな」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

埼玉県の利島・川辺村の遊水地化に対する反対運動を指導した時、納税拒否と徴兵拒否の決議をして大運動に展開した。その時、警告した言葉。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

13日

「何事もあきれてものふ(を)云わぬとも 云わねバならぬ今のありさま」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

栃木県・明治政府のやっていることは呆れるばかりだが、そうしてもいられない。何か云って応えなければならない。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

12日

「にくまるゝほどハ沢山にくまれよ よくにくまるゝ人ぞ人のなる」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

憎まれれば憎まれるほど、人間として生きる自信が沸いてくる。谷中村村民を励まして明治政府と闘う覚悟ができる。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

11日

「デンキ開ケテ世見(セケン)暗夜となれり」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

社会が物質的な発展のみを追い求めていたら、人間社会は暗黒になってしまう、天然自然のエネルギーを活用し精神的な発展を先行していく文明を追及していくべきである(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

10日

「少しだも人のいのちに害ありて 少しくらいハよいというなよ」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

鉱毒に汚染された米や麦を知らずに食べている様を毒食(どくじき)というが、少しくらいだから食べても良いという理由にはならない。少しくらいが溜まり溜まって大きな害になる。今でいう放射能の溜まり方に似ている。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

09日

「民を殺すは国家を殺すなり 法を蔑(ないがしろ)にするは国家を蔑にするなり」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

1900年(明治33年2月17日)の亡国演説より。4日前に起こった官憲の被害民への暴行に対する正造の怒りの演説の一部。明治政府が被害民を国民とは思わず弾圧し、法律を無視して被害民を苦しめている。これはすでに国家ではないという川俣事件への抗議である。 (渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

08日

「戦ハ悪事なりけり 世をなべて むかしの夢とさとれ我人」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

正造は谷中村問題に専念するため、谷中村民となります。その頃、世間は日露戦争の戦況に沸き立っています。そんな戦争は無駄な事だ、止めてしまえと正造は訴えています。 (渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

12月

07日

「水は自由に高きより低きに行かんのみ 水は法律理屈の下に屈服せぬ」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

正造の治水観。水は自然の理に則して流れる。だから高い所から低い所に流れる。たとえ国会で決めても法律理屈威信と威張っても、水の流れは法律に左右されるものではない。 (渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

11月

29日

「水を清めざれバ止ます 水を清めて毒に殺さるゝな」~百年を経て今に蘇る田中正造の伝言~

埼玉県の利島・川辺村の遊水地化に対する反対運動を指導した時、納税拒否と徴兵拒否の決議をして大運動に展開した。その時、警告した言葉。(渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」)

 

「百年を経て今に蘇る田中正造の伝言」アーカイブ

 

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2012年

11月

24日

渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」

田中正造が命をかけて取り組んだ足尾銅山鉱毒事件。

 

その鉱毒の被害は、源流の足尾の山々から、そこから流れ出す渡良瀬川の流域全体に及びました。その渡良瀬川沿川を中心に配布されている「渡良瀬通信」が、田中正造没後100年の企画として田中正造の特集を組みました。

 

わかりやすくまとめられていますので、田中正造のことを知りたいみなさんはぜひご覧ください。

 

協力)渡良瀬通信

 

渡良瀬通信「田中正造がキーワードになる時代」
渡良瀬通信田中正造特集ページ.pdf
PDFファイル 5.1 MB
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